EC運用

【自社ECサイト向け】「検索されない」を卒業!EC担当者が今すぐやるべきSEO対策チェックリスト

「広告費をかけているのに、なかなか売上が安定しない…」
「コストをかけずに、もっとサイトへの集客を増やしたい…」

ShopifyやEC-CUBEなどで構築した自社ECサイトの運用担当者様なら、一度はこんな風に思ったことがあるのではないでしょうか。そのお悩みを解決する強力な一手こそ、SEO(検索エンジン最適化)対策です。
SEO対策は、広告のようにお金を払い続ける必要がなく、購買意欲の高いユーザーを自社サイトに呼び込める「資産」となります。本記事では、自社ECサイトのSEO対策で押さえるべき重要ポイントを、明日からすぐに実践できる20のチェックリスト形式で分かりやすく解説します!
※本記事は自社ECサイトを対象とした内容です。楽天市場やAmazonなど「ECモール」のSEO対策については、次回の記事で詳しく解説予定です。

【基本編】まず押さえたい!ECサイトSEOの土台となる5つのチェック項目

家の土台が傾いていると、いくら立派な家具を置いても意味がありません。SEOも同じで、まずはサイトの基本的な設定を正しく行うことが何よりも重要です。

① titleタグ:

クリック率を左右する!商品名とキーワードを盛り込む 検索結果の画面で一番大きく表示される、ページの「顔」です。「【商品名】|【ブランド名】公式通販」のように、ユーザーが求める情報とキーワードを30文字程度で簡潔に記述しましょう。

② meta description:

検索結果でのアピール文。魅力的な要約を書く タイトルの下に表示される説明文です。クリックしたくなるような、商品の魅力やメリットを100文字程度で具体的に書きましょう。ここに対策キーワードを含めることも有効です。

③ h1タグ:

ページ内で最も重要な見出し。商品名などを正しく設定する ページの内容をGoogleに伝える上で最も重要な見出しです。商品ページなら「商品名」、カテゴリページなら「カテゴリ名」が設定されているか確認しましょう。

④ URLの正規化:

wwwの有無やindex.htmlを統一し、評価の分散を防ぐ 「www.example.com」と「example.com」のように、同じ内容なのにURLが複数存在すると、Googleからの評価が分散してしまいます。どちらか一方に統一(301リダイレクト)する設定を行いましょう。

⑤ スマートフォン対応:

スマホでの見やすさ・使いやすさは必須条件 今やECサイトのアクセスの大半はスマートフォン経由です。Googleもスマホサイトを基準に評価するため、スマホで快適に操作できるデザイン(レスポンシブデザイン)は必須です。

【商品ページ編】CVR改善にも繋がる!売上を伸ばすための8つのチェック項目

SEOで集客したユーザーが最終的に訪れるのが商品ページです。ここは売上に直結する最重要エリア。CVR(購入率)を高める意識で改善しましょう。

⑥ 商品名は具体的に分かりやすく(型番・ブランド名・特徴など) :

「ワンピース」だけでなく「【ブランド名】洗えるリネンAラインワンピース ネイビー Mサイズ 送料無料」のように、ユーザーが検索で使いそうな言葉を具体的に入れ込みましょう。

⑦ 誰もが書ける説明文ではなく、「自分ごと化」できる独自の説明文を用意する:

メーカー提供の文章をコピー&ペーストするだけでは、他サイトとの差別化ができず評価されません。「この服を着ると、どんな素敵な体験ができるか」が伝わるような、独自のストーリーを語りましょう。

⑧ altタグ:

画像の内容をテキストで説明し、画像検索からの流入を狙う 商品画像が表示されなかった時に代わりに表示されるテキストです。「ネイビーのAラインワンピースを着用した女性モデル」のように設定することで、Googleに画像の内容を伝え、画像検索からの流入も期待できます。

⑨ 高画質で多様な商品画像を複数枚用意する:

ユーザーは画像を頼りに購入を判断します。全体像、素材のアップ、使用イメージなど、様々な角度から撮影した高画質な写真を複数枚用意しましょう。

⑩ お客様の声を積極的に掲載!「レビュー(口コミ)」機能を実装する:

購入者のリアルな声は、最強のコンテンツです。レビュー機能はSEO評価を高めるだけでなく、購入を迷っているユーザーの背中を押す効果もあります。

⑪ 構造化データ:

価格や在庫、評価を検索結果に表示させる 価格、在庫情報、レビュー評価などを検索結果画面に星マーク(★★★★★)付きで表示させる設定です。目立つことでクリック率の向上が期待できます。

⑫ パンくずリスト:

サイト内の現在地を分かりやすく示し、回遊性を高める 「TOP > レディース > ワンピース」のようなサイト内の階層を示すリストです。ユーザーとGoogleがサイト構造を理解しやすくなり、SEOに良い影響を与えます。

⑬ 関連商品(レコメンド)の表示:

合わせ買いや買い逃しを防ぐ 「この商品を見た人はこちらも見ています」といった関連商品の表示は、サイト内の回遊性を高め、顧客単価アップにも繋がります。

【サイト全体編】ユーザーの回遊性を高める!サイト構造に関する4つのチェック項目

チェックリスト
ユーザーが目的の商品にたどり着きやすい「使いやすいお店」は、Googleにも高く評価されます。サイト全体の構造を見直しましょう。

⑭ カテゴリページの最適化:ユーザーが商品を探しやすい分類と整理:

カテゴリ分けが分かりにくいと、ユーザーは商品を探すのを諦めてしまいます。「トップス」「ボトムス」といった大分類から、「Tシャツ」「ブラウス」といった小分類まで、直感的に探せる構造にしましょう。

⑮ サイト内検索機能の強化:

探している商品にすぐ辿り着けるようにする キーワード検索はもちろん、価格帯や色、サイズなどで絞り込める(フィルタ)機能を充実させると、ユーザーの利便性が格段に向上します。

⑯ ページの表示速度改善:

読み込みの遅さは離脱の最大要因 ページの表示に3秒以上かかると、半数以上のユーザーが離脱すると言われています。画像のファイルサイズを圧縮するなど、表示速度の改善は常に意識しましょう。

⑰ SSL化(https):

サイトの常時SSL化でセキュリティを高める 今やECサイトでは常識ですが、サイト全体の通信を暗号化するSSL化(URLがhttp://ではなくhttps://で始まる)は必須です。Googleも導入を推奨しています。

【コンテンツ編】未来の顧客を育てる!コラム(ブログ)活用の3つのチェック項目

すぐに購入には至らないものの、将来お客様になる可能性のある「潜在顧客」にアプローチできるのがコラム(ブログ)の強みです。

⑱ 潜在顧客の悩みを解決するコラム記事を作成する:

「Tシャツの黄ばみ 落とし方」「30代向け オフィスカジュアル おすすめ」など、自社の商品に関連するユーザーの「悩み」や「知りたいこと」をテーマに記事を作成し、未来の顧客との接点を作りましょう。

⑲ コラム記事から関連商品ページへ、自然な内部リンクを設置する:

記事を読んで悩みが解決したユーザーに、「その悩みを解決できるのがこの商品です」と自然な形で商品ページへ案内しましょう。

⑳ 定期的な情報発信で、サイトの鮮度と専門性をアピールする:

継続的にコンテンツを発信することで、サイトがアクティブに動いていることをGoogleに伝え、その分野の専門家として認識されるようになります。

まとめ

ここまで20のチェック項目をご紹介してきましたが、いかがでしたでしょうか。
SEO対策とは、Googleの検索エンジンをハックするような特別なテクニックのことではありません。結局のところ、サイトを訪れてくれたお客様にとって「見つけやすく、分かりやすく、使いやすい」サイトを作るための、地道な改善活動の積み重ねなのです。
まずはこのチェックリストの中から、すぐに着手できそうな項目を1つか2つでも見つけて、実践してみてください。
「チェック項目は分かったけど、自社サイトのどこが課題なのか分からない…」 「日々の業務に追われて、SEO対策まで手が回らない…」
もしこのようにお悩みでしたら、ぜひ一度私たちにご相談ください。 貴社サイトの現状をプロの目線で分析し、売上向上に最も効果的なSEO施策のご提案から実行まで、一気通貫でサポートいたします。
まずはお気軽な情報交換からでも大歓迎です。お問い合わせフォームよりご連絡ください。

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