インスタグラム(Instagram)は、国内外で人気のSNSのひとつです。近年では、若年層に加えて40代から50代の利用者も増えており、企業がインスタグラムを活用することで、より幅広い層にアプローチできるようになっています。しかし、「とりあえずアカウントを作ったものの、思うようにフォロワーが増えない」「投稿内容に迷ってしまい、継続的な運用が難しい」 という課題を抱える企業も少なくありません。
SNS運用は、単に投稿を続けるだけでは効果を実感しにくく、「どのようなコンテンツがターゲットに響くのか?」「どのタイミングで投稿すればよいのか?」 といった戦略的な視点が欠かせません。さらに、アルゴリズムの変化やトレンドの移り変わりが激しいため、適切な運用を行わなければ、発信力を高めることは難しい のが現実です。
こうした課題を乗り越え、インスタグラムを効果的に活用している企業はどのように運用しているのでしょうか?業界ごとにインスタグラムの運用に成功している企業アカウントを紹介し、そのポイントを解説します。
<インスタグラム(Instagram)の企業アカウント成功事例22選>
■飲食
・Star Bucks Coffee Japan(スターバックスコーヒージャパン)
・ケンタッキーフライドチキン
・Afternoon Tea
・キッコーマン
■アパレル
・GU
・WEGO
・KENZO(ケンゾー)
■インテリア・雑貨
・MUJI無印良品
・ニトリ
・北欧、暮らしの道具店
・DAISO(ダイソー)
■コスメ
・CANMAKE TOKYO
・LIPS(リップス)
・L’OCCITANE en Provence(ロクシタン)
■エンタメ
・Tokyo Disney Resort(東京ディズニーリゾート)
・Universal studios Japan(ユニバーサルスタジオジャパン)
・team lab(チームラボ)
■航空・自動車
・ANA
・日産
■ホテル・旅行
・Visit Japan International
・ホテルニューオータニ
インスタグラム(Instagram)企業アカウントとは?
インスタグラム(Instagram)の企業アカウントとは、企業の広報活動の一環として、認知度向上や集客、売り上げ向上などの効果を高める活動として情報発信を行うアカウントのことを指します。
インスタグラム(Instagram)アカウントとの種類
インスタグラム(Instagram)のアカウントには、個人アカウントとプロアカウントの2種類があります。企業アカウントの運用を行う際には、プロアカウントの運用がおすすめです。プロアカウントは、ビジネスアカウントとクリエイターアカウントに分かれ、ビジネス利用を想定して作られたアカウントであるため、様々な機能が個人アカウントと比べて利用できます。
ビジネスアカウントとクリエイターアカウントの違い
実際にアカウントを運用する前に、ビジネスアカウントとクリエイターアカウントの違いを理解し、自社の目的にあったアカウントを利用しましょう。
・ビジネスアカウント:主に企業や店舗がある場合に活用
・クリエイターアカウント:著名人や有名人の方が活動用で使用
インスタグラム(Instagram)で企業アカウントを運用するメリット
企業がインスタグラム(Instagram)を運用するメリットとして、これらのものが挙げられます。
企業の認知度向上・ブランディング
インスタグラム(Instagram)を利用している国内の月間アクティブユーザー数は3,300万人(2019年6月時点)です。日本の総人口が1億2447万人なので、インスタグラムを活用することで、総人口の4分の1がインスタグラム(Instagram)を利用していることになります。
なので、インスタグラム(Instagram)で、インパクトのある写真や動画を投稿することで、多くのユーザーとの接点を持つことができ、自社名や自社商品が多くの人に認知されます。また、写真や動画を通して、商品の魅力などを伝えることができ、ブランディングにも効果的です。
見込み客への接点・集客
インスタグラム(Instagram)では、写真や動画を主体とするため、ユーザーに対して宣伝したいものを視覚を通して宣伝することができます。視覚的なアプローチをすることで、見た人にとってよりわかりやすい情報をユーザーに届けることが可能です。
また、インスタグラム(Instagram)には「ハッシュタグ」機能があります。ハッシュタグで検索をかけることで、そのハッシュタグがついた投稿をまとめて閲覧することができます。
ハッシュタグを活用することで、自社のブランドや商品に興味があり、まだ認知にまで至っていない顧客への接点を持つこともできます。
販売促進・購買
インスタグラム(Instagram)では、「インスタグラム(Instagram)広告」や「ショッピング機能」という機能があります。
「インスタグラム(Instagram)広告」はインスタグラム(Instagram)アプリ内に広告を配信できる機能のことです。ストーリーズやリールの間に自然と広告が挿入されるため、広告臭くならずにすむことが魅力的です。
「ショッピング機能」では、投稿した画像・動画内にある商品に商品タグをつけることができ、タグから商品詳細や購入ページへと誘導できるのです。
また、商品をカタログのように並べた「ショップ」を作成することも可能です。プロフィール下の「ショップをみる」から閲覧するか、「ショップ専用タブ」を用いて表示することができます。
低コストで運用可能
インスタグラム(Instagram)の企業アカウントは、費用をかけることなく運用を始めることができます。導入時のコストがかからないので、アカウントを分けて達成したい目的に応じて運用を行うことができるほか、Facebookと連動したSNSでもあるので、ユーザーを細かくターゲティングした広告の出稿が可能で、1日100円という低コストで出稿できます。
顧客のサポート、リピート獲得
インスタグラム(Instagram)には「ストーリーズ」という機能があり、期間限定の情報なども気軽に発信できます。また、ライブ配信機能を活用して、コメントにより視聴者との直接のコミュニケーションを撮ることが可能です。
さらに、インスタグラム(Instagram)で定期的に情報発信を行うことで、既存顧客と継続した接点を作ることができ、リピートにもつながりやすくなります。
「【飲食】インスタグラム(Instagram)企業アカウント成功例4選」
まずは飲食の事例について4つ紹介します。
Star Bucks Coffee Japan(スターバックスコーヒージャパン)

スターバックスのイメージを表した、季節感のあるメニューやグッズの写真・動画の投稿がメインとなっています。ショッピング機能を生かして、投稿を経由してコーヒー豆やグッズをネットショップで購入することが可能です。アーカイブや動画配信などを通じて、イベントやスタッフ紹介、お客様インタビューなども閲覧できます。
ケンタッキーフライドチキン

商品や関連グッズの投稿がメインになります。インスタグラム(Instagram)のARエフェクトを活かしたケンタッキーフライドチキンの「カーネルカメラ」がインカメラとアウトカメラで異なるエフェクトを搭載したことの影響で若年層を中心に話題になりました。ハイライトではアレンジレシピやクイズなどユーザーが楽しめる内容から新しい商品の内容など幅広い情報を獲得することが可能です。
Afternoon Tea

製品の紹介やキャンペーンなどのお知らせなどがメインの投稿になります。おしゃれな雑貨や美味しそうなお菓子、料理など魅力的な写真や動画が多数投稿されています。様々なブランドや企画とのコラボで話題を作り集客につなげています。
キッコーマン

料理初心者でも簡単に作りやすいレシピがメインの投稿になっています。このアカウントでは「#(ハッシュタグ)」の活用が特徴的です。例えば、ひな祭りの時期には「#ひな祭りご飯」といったものを作り、「ちらし寿司」のレシピを発信するなどトレンドを考慮したハッシュタグの活用に取り組んでいます。
「【アパレル】インスタグラム(Instagram)企業アカウント成功例3選」
次に、アパレルの事例について3つ紹介します。
GU

GU商品のコーディネートを紹介するアカウントです。「@gu_for_all」やハッシュタグ「#商品名」などを活用し一般投稿の紹介をしたり、スタイリストやスタッフなどによるコーディネートの紹介もしています。
スタイリストやスタッフは、身長などの情報も記載されているため、一般ユーザーが参考にしやすい内容となっています。また、ショッピング機能を活用して、投稿からネットショッピングを通じた購入もできます。
WEGO

WEGOで実際に販売されている商品の紹介であったり、イベント紹介などが投稿のメインになります。インスタグラム(Instagram)内の機能である、リールや動画を使ってフィード投稿を行い、アイテムの紹介も行っている他、ショッピング機能を活かしてプロフィールしたのURLや各投稿からECサイトへ移り商品を購入することが可能になっています。
KENZO(ケンゾー)

KENZOのInstagramアカウントでは、モデルを積極的に活用して自社の既存製品や発売予定の製品を紹介しています。ハイライトからリンクをタップすることでオンラインショップに移ることが可能なほか、ショッピング機能を活かして、それぞれの投稿からもオンラインショップに移ることができます。
「【インテリア・雑貨】インスタグラム(Instagram)企業アカウント成功例4選」
3つ目に、インテリア・雑貨の事例について4つ紹介します。
MUJI無印良品

無印良品のイメージにあったシンプルな世界観で、日常の中での使用シーンを想像させる投稿がメインになります。
スタッフのおすすめ動画で、商品について詳しく知れたり、投稿で商品のコーデを紹介したり、ハイライトを活用して「暮らしの事典」や新店舗の情報など、幅広い情報を得ることができます。また、ショッピング機能を活用して、各投稿からネットショップで商品を購入することも可能です。
ニトリ

商品の使用をイメージしやすく、インテリアの参考になる投稿がメインになります。投稿の特徴として、商品写真に文字による情報を加えている点があります。文字入れを行うことで、情報量が増え、商品理解へつながり、結果として多くのエンゲージメントを獲得しやすくなっています。
また、「#ニトリ」「#mynitori」「@nitori_official」がついた一般投稿をストーリーズで紹介しています。ライブ杯深夜アーカイブでは、商品紹介を見ることができ、ショッピング機能活用により、投稿からネットでの商品購入が可能です。
北欧、暮らしの道具店

母体はネットショップで、北欧のライフスタイルや家具、雑貨などを紹介するアカウントになっています。北欧、暮らしの道具店の投稿には統一感があるため、ユーザーに認知されやすく、エンゲージメントも獲得しやすくなっています。
画像に加え、テキストも充実していて、「読み物」としてのアカウント運用も行っています。また、ショッピング機能を活かして、投稿経由でのネットでの商品購入が可能です。
DAISO(ダイソー)

商品紹介、使い方紹介が投稿のメインになります。インスタライブで店舗紹介やおすすめ商品紹介を行っていて、アーカイブから見ることが可能です。企業や店舗からのお知らせやキャンペーン情報なども投稿されています。また、実店舗だけでなく、ネットショップもあり、ショッピング機能を活用して、ハイライトやプロフィールからネットショップに移ることができます。
「【コスメ】インスタグラム(Instagram)企業アカウント成功例3選」
4つ目に、コスメの事例について紹介します。
CANMAKE TOKYO

写真や動画により商品の紹介を行うのがメインの投稿になっています。ハイライトを使ってお知らせを常に見ることができるようにしたり、「商品企画VOICE」というコンテンツを作成しスタッフのポーチの中身公開なども行っています。
毎月の新商品のラインナップをフィード投稿で行い、商品の使い方などを投稿で紹介することでユーザーに使用イメージを持ってもらうことを可能にしています。また、ショッピング機能を活用して各投稿からECサイトへ移り、商品購入が可能です。
LIPS(リップス)

コスメに関する解説画像や動画がメインの投稿になります。画像にもテキストが多く使われていて、雑誌のような投稿が多く飽きずに見ることができます。また、ハイライトを活用することで、過去に公開したストーリーズをユーザーが見ることができたり、オンラインショップのリンクを掲載したストーリーズをハイライト化することで、サイトへの送客機能も担っています。
L’OCCITANE en Provence(ロクシタン)

商品の紹介やイベントの紹介がメインの投稿になっています。ロクシタンでは、リールを用いてユーザーがゲーム感覚で楽しむことができる投稿を行っています。ユーザー参加型の投稿を行うことで、楽しみつつ自社商品についても知ってもらうことができます。また、インスタライブもうまく活用しています。ライブではユーザーとの双方向でのコミュニケーションができ、商品紹介を実施しています。
「【エンタメ】インスタグラム(Instagram)企業アカウント成功例3選」
5つ目に、エンタメの事例について紹介します。
Tokyo Disney Resort(東京ディズニーリゾート)

パーク内の施設の写真とキャラクターの写真の投稿がメインになっています。思わずディズニーに行きたくなるような写真が多く投稿されています。
このアカウントでは、来園したゲストに対して「#tokyodisneyresort」をつけたパーク内写真の投稿を呼びかけています。ハッシュタグ付きの投稿を促すことで、自社ブランドに関連する投稿がインスタグラム(Instagram)上に増え、話題性を生み出すことが可能です。また、投稿の内容も「ここでしか見れない舞台の裏側」を見ることができるようなものになっているのも特徴です。
Universal studios Japan(ユニバーサルスタジオジャパン)

ユニバーサルスタジオジャパンの仲間たちの様子であったり、パーク内の様子がわかる投稿がメインになっています。また、クイズなどの投稿もありユーザー参加型の投稿があるところも1つの特徴です。「#USJ撮り方マガジン」や「#USJと話そう」などのハッシュタグを活用して、情報の拡散やユーザーとのコミュニケーションを可能にしています。
team lab

このアカウントでは、チームラボならではの特別な体験を多数動画で投下するなど、ユーザーに対して施設紹介を積極的に行っています。
日本語の投稿だけでなく英語での投稿もすることで外国人のユーザーも投稿の内容を知ることができます。一つ一つの投稿の没入感が高く、ユーザーに行ってみたいと思わせるようなコンテンツが多いのが特徴です。
「【航空・自動車】インスタグラム(Instagram)企業アカウント成功例2選」
6つ目に、航空・自動車の例について紹介します。
ANA

ブランドイメージに沿って、青を基調とした投稿で統一されています。旅の思い出に関連するハッシュタグ「#anaタビキブン」やANAの飛行機写真「#ソラマニ_ヒコーキ」、機窓からの風景「#ソラマニ_マドカラ」がついた一般の紹介しているほか、ANAのおすすめの観光地なども投稿で紹介されています。
日産

英語のみの投稿で、国内向けというよりも世界に向けたアカウントになっています。日産の車の写真や動画がメインの投稿になっています。また、ハイライト機能を活用して、イベント紹介のストーリーズを保存したり、車種ごとにまとめたハイライトを作るなど工夫がなされています。
「【ホテル・観光】インスタグラム(Instagram)企業アカウント成功例2選」
最後に、ホテル・観光の事例について紹介します。
Visit Japan International

このアカウントは独立行政法人の日本政府観光局が運営している「Visit Japan」の公式Instagramアカウントです。このアカウントでは、日本の観光スポットの魅力を海外に向けて発信し、日本に関心のあるフォロワーを獲得しています。
特徴としては全てに英語のハッシュタグを活用している点があります。秋の風景を紹介する時には「#autumnjapan」のようなハッシュタグを作成することで、外国人でもその投稿に辿り着くことが可能になります。また、他のユーザーが投稿したInstagramの写真や動画を自分の投稿で引用し再投稿する「リポスト」の機能を活用するなどしています。
ホテルニューオータニ

このアカウントでは、美しいホテルの雰囲気が伝わってくるような写真や動画が投稿のメインになっています。グルメの紹介からホテルで行われているイベントの紹介も行っています。このアカウントの特徴としては、宿泊施設としての利用者だけでなく、レストラン利用者向けにも投稿を作成している点です。1日を通して多くの方がレストランを利用するため、「空間+グルメ」の形で食事に加えて特別な空間の紹介も行っています。
外注でSNS運用に成功した事例(クロス・プロップワークスの事例)
成功事例①:アパレルブランドのECサイト|UGC(ユーザー生成コンテンツ)活用で売上150%アップ
課題
国内外のトレンドを取り入れたファッションを展開するアパレルブランド。ECサイトを中心に販売していたが、「Instagramの投稿が売上につながらない」「フォロワーは増えているが、エンゲージメントが低い」という悩みを抱えていた。さらに、運用を担当しているのは少人数のマーケティングチームで、施策を十分に回せていなかった。
施策
• UGC(ユーザー生成コンテンツ)の活用:ブランドの商品を購入したユーザーの投稿を積極的にストーリーやフィードでシェア。ハッシュタグキャンペーンを実施し、ユーザーが自発的に投稿したくなる仕組み を作った。
• ターゲット分析と投稿戦略の再設計:データ分析を活用し、「どの年代・ライフスタイルのユーザーが、どんな投稿に反応しているのか?」を細かく把握。ターゲット層に刺さるビジュアルやキャプションを強化した。
• Instagramショッピング機能の最適化:ECサイトとの連携を強化し、投稿から直接商品ページに遷移しやすい導線を設計。
成果
✔ UGCの活用により、 フォロワーの投稿が1.8倍に増加
✔ エンゲージメント率が 3.2% → 6.5% に向上
✔ Instagram経由のEC売上が 150%アップ
マーケティングチームが 「社内リソースだけではここまでの分析や施策は難しかった」と話していたように、プロの分析・設計を取り入れたことで、戦略的なSNS運用が可能になった事例。
成功事例②:地方の観光施設|ターゲットに最適化した広告運用で予約数200%増
課題
地方の温泉旅館を中心とした観光施設。Instagramを活用して情報発信をしていたが、フォロワー数は1万人以上いるのに、予約につながる投稿がわからないという悩みを抱えていた。また、投稿の頻度が安定せず、予約が増える時期と減る時期の差が激しい という課題もあった。
施策
• データ分析を基にターゲットを細分化:市場調査を活用し、「温泉旅行に関心のある層」「実際に予約しやすい層」を明確に分類。特に「30代~50代の夫婦・カップル層」「女性グループ旅行層」をターゲットに設定。
• 広告運用の最適化:ターゲットごとにクリエイティブ(画像・動画)とコピーを変え、A/Bテストを実施。予約につながりやすいコンテンツを見極め、最も効果の高いクリエイティブを集中的に配信。
• 季節ごとのキャンペーン設計:温泉旅行の需要が高まるタイミングに合わせて、「桜の季節限定プラン」「秋の紅葉プラン」など、シーズンごとの投稿・広告施策を展開。
成果
✔ 広告経由の予約数が 前年比200%増加
✔ Instagramからのサイト流入数が 3倍に増加
✔ 予約単価の向上により、売上が 前年比160%アップ
ターゲットごとに 「最適なコンテンツを届ける」ことで、単なるフォロワー増加ではなく、売上につながるSNS運用が実現 できた事例。
成功事例③:BtoB SaaS企業|LinkedInと組み合わせたSNS運用で問い合わせ数4倍
課題
BtoB向けにDXソリューションを提供するSaaS企業。Instagramを運用していたものの、「エンゲージメントは高いが、問い合わせにつながらない」という課題を抱えていた。また、社内にはSNS運用の専門知識を持つ担当者がいなかったため、「どんなコンテンツを発信すればよいのか?」が明確になっていなかった。
施策
• ペルソナ設計とコンテンツ戦略の見直し:BtoB企業の意思決定者に届くコンテンツ設計を強化し、Instagramでは「導入企業の成功事例」「社員のインタビュー」「製品の活用シーン」を中心に発信。
• LinkedInとの連携:Instagramだけでなく、 BtoB向けに効果的なLinkedInと組み合わせて運用。Instagramで認知を獲得し、より詳しい情報をLinkedInで提供する導線を作成。
• 広告を活用したリード獲得施策:Instagram広告を活用し、ホワイトペーパー(業界レポート)のダウンロードページへ誘導。ダウンロードしたユーザーに対し、メルマガやウェビナーを案内し、見込み顧客として育成。
成果
✔ 問い合わせ数が 4倍に増加
✔ Instagramのフォロワー数が 6ヶ月で1.5倍に増加
✔ LinkedIn経由の商談化率が 30%向上
BtoB企業において「SNS=BtoC向け」という固定観念があったが、適切なターゲティングとコンテンツ設計により、 リード獲得につながる運用が可能になった事例。
これらの事例に共通しているのは、「単に投稿を続けるだけでなく、データを活用し、ターゲットに最適なコンテンツを届けたこと」です。
「フォロワーは増えたけれど、売上や問い合わせにつながらない…」と感じているなら、SNS運用をプロと一緒に見直すことで、より戦略的な成果を出すことが可能です。
インスタグラム(Instagram)企業アカウントの運用を成功させるためのコツ
インスタグラムの企業アカウント運用に成功している企業には、共通するポイントがあります。「ただ投稿するだけ」では、なかなかフォロワーが増えず、エンゲージメントも伸びにくいのが実情です。
そこで、どのような工夫をすれば効果的な運用ができるのか?ここでは、成果を出すための重要なポイントを紹介します。
①目的やターゲットを明確にし、データを活用する
SNS運用を成功させるには、 「何を目的に運用するのか?」「誰に向けて発信するのか?」を明確にすることが不可欠です。ターゲットが定まらないと、投稿の方向性がブレてしまい、エンゲージメントの低下につながります。
• ブランドの認知度を向上させたいのか?(フォロワー数を増やす施策が必要)
• 集客や売上につなげたいのか?(商品の魅力を伝える投稿が有効)
• 企業のファンを増やしたいのか?(共感を呼ぶコンテンツやストーリーが重要)
データの活用方法がわからない、データを集積できていない場合もご安心ください。例えばクロス・プロップワークス(CPW)であれば、クロスマーケティンググループ(東証プライム上場のマーケティングリサーチ会社)の強みを活かし、消費者データや市場調査を基にターゲットを設定できます。
どの年代・性別のユーザーが、どのようなコンテンツに関心を持つのか?というデータをもとに、最適な投稿戦略を立案できます。
②投稿の統一感を保ち、ブランドの世界観を確立する
インスタグラムは 視覚的なSNS であるため、 「アカウントを開いた瞬間の印象」 がフォロワーの定着に大きく影響します。投稿ごとにデザインやメッセージがバラバラだと、ブランドの信頼感が損なわれてしまいます。
統一感を持たせるためのポイント
• ペルソナを明確に設定する(ターゲットの年齢・性別・価値観を細かく決める)
• ブランドカラーやフォントを統一する(視覚的な一貫性を持たせる)
• 投稿フォーマットを決める(写真・動画・ハッシュタグのルールを統一)
CPWであれば、企業のブランドイメージに合わせた投稿設計を行い、ターゲットに響くクリエイティブ制作をサポートします。「どんな投稿デザインがターゲット層に最も刺さるのか?」という部分までデータを基に最適化できるのが、他社にはない強みです。
③ユーザーとの交流を活発化させ、エンゲージメントを高める
SNS運用は 「発信するだけ」ではなく、「双方向のコミュニケーション」 を意識することが重要です。フォロワーとの関係性を深めることで、ブランドのファン化を促進し、最終的に商品やサービスの購入につながります。
エンゲージメントを高めるポイント
• 投稿へのコメントには「いいね」や返信をする(ユーザーとの距離を縮める)
• インスタライブで直接交流する(リアルタイムでの会話がファン化につながる)
• ユーザーの投稿をストーリーでシェアする(ハッシュタグを活用し、共感を生む)
特にフォロワーの動向を分析し、「どの投稿が最もエンゲージメントを生んでいるのか?」を把握することが重要です。 CPWでは、データ解析力を活かし、ユーザーの関心を的確に捉えた投稿設計やコミュニケーション戦略を提案 します。
④プロのサポートを活用し、戦略的に運用する
SNS運用は 「手探りで進めるより、プロの知見を活用したほうが成果につながりやすい」というのが、多くの企業で実証されています。
✔ SNSのアルゴリズムは頻繁に変わるため、最新のトレンドを把握しながら運用する必要がある
✔ 競合と差別化するためには、データを基にした戦略的なアプローチが不可欠
✔ 投稿の企画・制作・分析をすべて社内で行うのは、工数的に負担が大きい
このような課題を解決できるのが、CPWのSNS運用代行です。
• クロスマーケティンググループの市場データを活用し、ターゲットに刺さる投稿設計を実施
• SNSの運用だけでなく、広告運用・ブランディング・販促と連携した施策が可能
• データ分析をもとに、運用の最適化を継続的にサポート
SNSの運用を試行錯誤しながら続けるのは、時間もリソースも必要です。「より効率的に成果を出したい」と感じたら、プロに相談してみるのもひとつの選択肢です。
インスタグラム運用で成功するためのポイントまとめ
💡 インスタグラム運用で成功するためのポイント
✅ ターゲットを明確にし、データを活用する
✅ 統一感のある投稿で、ブランドの世界観を確立する
✅ フォロワーとの交流を活発化させ、エンゲージメントを高める
✅ プロのサポートを活用し、戦略的な運用を行う
このようなポイントを押さえることで、企業アカウントの影響力を高め、フォロワーとの関係性を深めることができます。
インスタグラム(Instagram)の企業アカウントを運用する時の注意点
次にインスタグラム(Instagram)の企業アカウントを運用する際の注意点についても紹介します。
目的や目標を明確にする
目的や目標を明確にしておかないと、運用はしているものの成果を得ることが難しくなります。商品やサービスの認知度を上げるためにフォロワー数を増やすなど目標を明確にすることが必要です。
データに基づいた分析を行う
インスタグラム(Instagram)のビジネスアカウントでは、アカウントを訪れたユーザに関する様々なデータを得ることが可能です。運用の効果が実際に出ているのか、定期的にデータの分析を行い、改善点を明確にしましょう。また、インスタグラム(Instagram)などのSNSではユーザーの好みなどの変化が早いので、変化に追いついていけるように修正をすることも必要です。
トラブル対策をする
インスタグラム(Instagram)などのSNSは炎上やユーザーとのトラブルによるブランドや商品のイメージダウンにつながる可能性もあります。どの程度のコメントまで対応するのかやトラブルが起きた時に誰が責任を持って対応するのかなどを事前に決めておくことがおすすめです。
まとめ
いかがだったでしょうか。本記事では、業界ごとにインスタグラム(Instagram)の企業アカウントの成功事例について紹介しました。
インスタグラム(Instagram)のビジネスアカウントでは様々な機能を利用することができます。企業の成功例を参考に豊富な機能を活用して集客につなげてみてください。
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SNS運用代行はクロス・プロップワークスへ

株式会社クロス・プロップワークスでは、リサーチデータに基づいたSNS運用代行サービスを提供しております。プライム市場上場のクロス・マーケティンググループの一員だからこそできる、マーケティング業務のプロ集団が、貴社のSNS運用をリードさせて頂きます。
運用目的に応じて採用方針を決定
SNS運用の目的を明確にした上で、運用方針や投稿内容の方向性を決定します。
・SNS運用の目的に沿ったKPIの設定
・ターゲット、ペルソナの設定
方針に沿った運用代行
運用方針に沿った投稿記事の作成から投稿、ユーザー対応などの日々の運用業務を代行します。
レポートをもとに内容を改善
月次レポートをもとに次回の投稿内容の改善を行います。
・月次オンラインMTGの実施
・アカウント活性化施策