インバウンド集客にInstagramが有効な理由
近年、訪日外国人観光客の増加とともに、観光地や都市部の飲食店には新たな集客チャンスが広がっています。とくに注目したいのが、Instagramを活用したインバウンド対応です。料理の写真や店舗の雰囲気を直感的に伝えられるこのSNSは、言葉の壁を越えて外国人観光客の関心を引くのにぴったりのツールです。英語の投稿やハッシュタグ、多言語での情報発信を工夫することで、「旅の目的地」としてあなたのお店が選ばれる可能性がぐっと高まります。この記事では、飲食店が実践できるInstagram活用の具体的な方法をわかりやすく解説していきます。
英語対応のプロフィール/投稿文の作り方
外国人観光客に向けたInstagram運用を始めるなら、まず見直したいのがプロフィール欄です。まずは以下の情報を英語で記載しましょう。箇条書きを使うと、より見やすくなるのでおすすめです。
・店舗紹介
・営業時間・定休日
・アクセス
・予約の要否
たとえば「3 mins walk from Shibuya Station」や「No reservation needed」など、誰にでも伝わる短文で記載すると親切です。ただし、すべてを英語にする必要はありません。日本人のお客様にもわかりやすく、日本語をベースにしつつ英語を「併記」するのが基本です。
投稿文そのものには英語をあえて入れず、代わりに多言語のハッシュタグや、画像の2枚目以降に英語キャプションを入れた画像を掲載するという方法も効果的です。特にカルーセル投稿なら、「1枚目=日本語中心」「2枚目=英語テキスト付きの画像」と役割を分けることで、どちらの読者にも親切な見せ方になります。重要なのは、日本人の常連客にも伝わる表現を保ちながら、外国人観光客にも自然に届く工夫を施すこと。情報の伝え方を分けるだけでも、集客効果は大きく変わってきます。
例:
外国人に人気の「映え系投稿」事例
外国人観光客がInstagramで「行ってみたい!」と感じる投稿には、必ずと言っていいほど“映え”があります。特に人気なのは、日本ならではの料理の美しさや非日常感を伝えるビジュアル。寿司やラーメン、和スイーツといった定番はもちろん、ネオン看板のある外観やレトロな店内、抹茶のスイーツが並ぶトレイなど、いわゆる「ザ・ジャパン」的な演出が好まれます。
投稿する際は、料理のクローズアップだけでなく、店の雰囲気や盛り付けの様子、スタッフの笑顔など“ストーリー性”を感じさせる視点があると印象的です。また、外国人ウケを狙う場合は、料理の名前やコンセプトを英語で画像内に入れておくと効果的。カルーセル投稿を活用すれば、1枚目でインパクトを与え、2枚目以降で丁寧な説明を補足することも可能です。派手さではなく、「日本らしい美しさ」「旅の記憶に残る1枚」を意識したビジュアルが、観光客の心を掴みます。
多言語ハッシュタグの活用法
インスタグラムでは、検索や発見タブで投稿が見つかるかどうかを大きく左右するのがハッシュタグです。外国人観光客を意識するなら、日本語だけでなく、英語や他言語のハッシュタグを積極的に使うことが欠かせません。たとえば「#ラーメン」だけでなく「#ramen」「#japanesefood」「#tokyoeats」なども組み合わせておくことで、海外ユーザーの検索にヒットしやすくなります。
ポイントは、意味が同じでも言語ごとに複数タグを用意すること。韓国人観光客が多いエリアであれば「#일본여행(日本旅行)」、タイの方が多ければ「#ราเมง(ラーメン)」のように、想定する訪日客の母国語に合わせたタグを選ぶのも効果的です。また、投稿ごとにタグを最適化することも大切。写真がスイーツなら「#matchadessert」「#japanesecake」のように、より具体的でニッチなタグを使うとリーチが広がります。
例:
ラーメンチェーン店「一風堂」の投稿
#ippudo #ramen #hakata #noodles などのハッシュタグ以外に、
韓国語で一風堂を表す「#잇푸도」をつけているのがポイント✅️
View this post on Instagram
ハッシュタグは“見つけてもらうための看板”です。投稿内容との整合性を保ちつつ、最大限に多言語を活用することで、インバウンド層への露出を飛躍的に高めることができます。
Googleマップ・口コミとの連携術
Instagramの投稿を見て「行ってみたい」と思った外国人観光客が、次にチェックするのがGoogleマップです。アクセス方法や営業時間、最新の口コミを調べる手段として、Googleマップはインバウンド集客の大きな導線になります。プロフィール欄にGoogleマップへのリンクを貼ることはもちろん、ストーリーズのハイライトに「アクセス方法」や「口コミ紹介」を設けるのも効果的です。
口コミとの連携も見逃せません。投稿で「Googleレビューもぜひお寄せください」などの一言を加えるだけでも、レビュー件数は増えやすくなります。特に英語での口コミが充実している店舗は、海外からの信頼度が格段にアップします。レビューへの返信も英語で対応すると、外国人ユーザーに親しみを持ってもらいやすく、再訪のきっかけにもつながります。
Instagramで“見つけられ”、Googleで“検討され”、実際の来店につながる。この流れを意識して、SNSとGoogleマップを連動させることが、インバウンド時代の集客力を高める鍵となります。
注意点&運用のコツ
外国人観光客をターゲットにしたInstagram運用には大きな可能性がありますが、やみくもに英語投稿を増やすだけでは成果にはつながりません。まず覚えておきたいのは、フォロワー獲得や投稿の拡散には時間がかかるということ。特にインバウンド層は一見さんが多いため、ファン化よりも「訪日前に発見してもらう」ことが大切です。継続的に情報を発信する姿勢が、信頼や認知につながります。
また、宣伝色の強すぎる投稿は敬遠されがちです。いかにも広告とわかるような表現は避け、あくまで「旅の中で出会える食体験」として自然な魅力を伝えることが求められます。
料理の裏話やスタッフの人柄が感じられるような投稿が、むしろ心をつかむ要素になることも少なくありません。
運用の効率を上げるには、キャンペーンやUGC(お客様投稿)の活用も有効です。「#tokyodining」のようなオリジナルハッシュタグを設定し、ストーリーズで紹介することで、リアルなお客様の声を生かした運用が可能になります。手間をかけすぎず、でも丁寧に。無理のない運用設計が、長く続くSNS活用の鍵です。
まとめ
外国人観光客に向けたInstagram活用は、英語対応・映え投稿・多言語ハッシュタグ・Googleとの連携といった複数の要素を組み合わせることで、効果的な集客導線を作ることができます。ただし、国内の常連客にも配慮したバランスのある運用が大前提。無理に特別なことをする必要はなく、「伝える相手を少し広げる」意識が、観光客との出会いを自然に生み出します。
今日からできる工夫を一つずつ試しながら、あなたのお店ならではの魅力を世界に届けていきましょう。
もし、「どんな投稿が響くのかわからない」「英語対応が不安」と感じた場合は、ぜひ私たちにご相談ください。SNS運用を専門に行っている私たちが、インバウンド対応も含めて、お店に合ったInstagram活用をご提案いたします。
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