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【飲食店】インスタグラムを活用した集客のコツと運用方法を解説

【飲食店】インスタグラムを活用した集客の コツと運用方法を解説

近年、インスタグラムで飲食店の情報を集める人や、情報を発信する飲食店が増加しています。しかし、「集客でどのようにインスタを活用すれば良いのかわからない」という飲食店オーナーの方も多いのではないでしょうか。

本記事では、インスタグラムを使った集客の利点から運用方法やコツを解説します。

インスタグラムとは?

インスタグラムは、写真や動画を共有できるSNSです。「インスタ映え」という言葉が流行したように、若い世代を中心に多くの人が利用しています(2023年1月時点での国内ユーザー数:約4570万)。
他のSNSと比較したときのインスタグラムの主な特徴は以下の2点があります。

ビジュアルコンテンツ

インスタグラムは写真やビデオを中心としたプラットフォームです。そのため、ユーザーが一番目に付くのは美しい画像や魅力的なビジュアルであるため、ビジュアルにこだわる必要があります。

ストーリーズ機能

インスタグラムには「ストーリーズ」と呼ばれる一時的なコンテンツを投稿できる機能があります。ストーリーズは24時間で消えるため、リアルタイムな情報裏側の視点を提供するのに適しています。

飲食店のインスタグラム運用の利点

飲食店でインスタグラムを運用する利点とは何でしょうか。

・手軽に始められる
・お店の魅力を視覚的に伝えられる
・インスタグラムのユーザーと交流できる
・リーピーターの獲得が期待できる

インスタで集客する際の利点について4つご紹介します。

①手軽に始められる

インスタグラムは、無料でアカウントを開設したり写真や動画を投稿したりすることができます。インスタへの登録や投稿は、適当なタイミングで行うことが可能です。
さらに、スマートフォンで撮影したものをそのまま投稿できるので、新たに用意しなければならない物はありません。

②お店の魅力を視覚的に伝えられる

インスタグラムは、他のSNSとは異なり、写真や動画がメインとなっています。そのため、お店の雰囲気や料理の魅力が視覚的に伝わりやすいという利点があります。
飲食店の場合、素敵な店内の様子や美味しそうな料理の写真を見てもらえると、「行ってみたい」「食べてみたい」と思う人が増えるでしょう。

③インスタグラムのユーザーと交流できる

インスタでは、お店側が一方的に情報を発信するだけでなく、ユーザーとコミュニケーションを取ることができます。
ユーザーが、投稿に対していいねやコメントをしたり、自店について投稿したりすることが可能です。また、ダイレクトメッセージ機能でやり取りすることもできます。

④リピーターの獲得が期待できる

インスタグラムにはフォロー機能があり、写真や動画を投稿すると、アカウントをフォローしてくれている人に情報が届きます。そのため、フォロワーの増加に伴ってお店の情報に気付いてくれる人が増え、お店を何度も訪れてくれるお客様の増加が期待できるでしょう。
ここで、新メニューのお知らせやお得情報を発信すると、リピーターになってくれる可能性がより高まると思います。

飲食店のインスタグラム運用の欠点

飲食店の集客にインスタグラムを利用することの欠点は2つあります。

・フォロワーを須安には時間がかかる
・広告の運用が難しい

以上の2つの欠点について説明します。

フォロワーを増やすには時間がかかる

インスタグラムだけでなくSNS全般においていえることですが、飲食店にブランドやもともとの知名度が少ない場合、フォロワーを増やすのには非常に時間がかかります。
特にインスタグラムはツイッターのようなリツイートといった拡散機能がないためコツコツとフォロワーを増やしていくしか手段がありません。
そのため、インスタグラム運用は長期戦であり、時間がかかるという欠点があります。

広告の運用が難しい

インスタグラムで広告を運用する場合、広告・宣伝感が強いものは嫌われスルーされる可能性が高いという欠点があります。これからインスタグラム運用を始めようとしている方の中には、インスタグラムを使ってどんどん宣伝していこうと考えている方もいるかもしれません。しかし、インスタグラムユーザーはそのような宣伝を嫌う傾向にあるため、注意が必要です。
インスタグラム運用においては直接的な宣伝を過度に行うことは難しいためこれも欠点としてあげられます。

インスタグラムでの広告宣伝に関する詳しい内容はこちらで紹介しています!
Instagram(インスタ)広告の費用・予算はどれくらい?種類・メリット紹介!

飲食店のインスタグラム運用のポイント

次に、インスタグラムを運用する上でのコツをお伝えします。

ビジネスアカウントにする

インスタグラムのアカウントの種類には、通常の個人用アカウントとプロアカウントがあり、プロアカウントはビジネスアカウントとクリエイターアカウントに分類されています。飲食店の場合は、ビジネスアカウントが向いているでしょう。

ビジネスアカウントにすると、メールアドレスや電話番号、住所の登録ができるので、プロフィールに表示させることが可能です。そのため、アカウントを見た人がお店に直接電話やメールで連絡することもできるようになります。
また、プロアカウント限定のインサイト機能を活用することで、アカウントの人気投稿や、投稿を見たアカウント数、フォロワーに関する情報などがわかります。それらの情報を参考に、投稿を改善すると良いでしょう。

なお、ビジネスアカウントにするのは無料です。

ハッシュタグをつけて投稿する

写真や動画を投稿する際、インスタユーザーに検索されそうなワードをハッシュタグ(#)として付けることも有効です。
投稿にハッシュタグを付けると、対応するハッシュタグページにその投稿が表示される仕組みです。そのため、お店の名前や場所、ジャンルをハッシュタグで付けることで、より多くの人に投稿を見てもらいやすくなります。
具体的な活用方法は、後ほどご紹介する「bills Japan」の事例でお伝えします。

ストーリーズを活用する

インスタグラムには、投稿に加えて「ストーリーズ」という機能があります。これは、投稿と同じように写真や動画などを共有することができるのですが、24時間で自動的に消えるという特徴があります。
そのため、開店・閉店状況や売り切れの情報といった、来店してくれるお客様に対する情報の発信に適しているでしょう。

店内で宣伝する

店内で、インスタグラムアカウントに登録している名前やユーザーネーム、QRコードを掲示しましょう。
インスタグラムのアカウントを宣伝することで、フォロワーの増加が期待できます。

パーフォーマンスの分析

パフォーマンスの分析では、まずインスタグラムの分析ツールを使用して、キャンペーンに関連するデータを収集します。例えば、投稿の到達数、エンゲージメント数、クリック数、フォロワーの増加等のデータを収集します。これらのデータを分析し、キャンペーンの成果や効果を評価するのがパフォーマンスの分析になります。

次に、分析結果をまとめてレポートを作成します。グラフやチャートを活用して、データを分かりやすく視覚化することで、キャンペーンの成果や効果を共有しやすくします。レポートは、マーケティングチームとのコミュニケーションや戦略の改善に活用されます。

その後、レポートを活用してSNS運用の改善策を立案します。成功要因や課題を特定し、次回のキャンペーンや戦略に活かすためのプランを作成します。継続的なモニタリングと分析を行うことにより、SNS運用の効果を最大化することができます。
このパフォーマンスの分析を行わないと、何が要因でフォロワーが増え、売上が上がったのかが不明瞭になってしまいます。そうなると、無駄な広告費や人件費を割いてしまいかねません。そのためパフォーマンスの分析はインスタグラム運用において重要な業務になります。

キャンペーンを実施する

「お店のインスタアカウントをフォローしてくれると○○%オフ」などのキャンペーンを開催することによって、フォロワーの増加が見込めます。
また、インスタグラム限定の情報を発信することも有効でしょう。
さらに、「お店や料理の投稿をアップしてくれると○○プレゼント」といったキャンペーンは、お店の宣伝につながります。

インフルエンサーと提携する

インフルエンサーとの提携は、インフルエンサーマーケティングとしても知られているインスタグラム運用の一手段です。インスタグラムにはフォロワーを多く持つインフルエンサーが沢山います。インフルエンサーマーケティングでは、SNS上で影響力のある個人やコンテンツクリエイターといったインフルエンサーと提携し、彼らのフォロワーや視聴者に対してブランドや製品の露出やプロモーションを行う手法のことをいいます。

インフルエンサーマーケティングでは、インフルエンサーのフォロワーや視聴者のエンゲージメントを促進することが重要となります。提携コンテンツへのコメントやシェア、いいねなどの反応をモニタリングし、インフルエンサーの影響力を通じてブランドへのインタラクティブや行動につながるような効果を追求することが大切です。

インフルエンサーマーケティングはただインフルエンサーとコラボレーションするだけでは短期的な効果しか得られません。そのため、長期的な関係を構築することで更なる相乗効果を得ることができ、結果として売上を伸ばすことに繋がります。

インスタグラムの導入手順

ここでは、実際にインスタグラムの運用を開始する手順を解説します。

①アカウントを作成する

はじめに、新規アカウントを作成しましょう。

スマートフォンにインスタグラムのアプリをダウンロードし、画面上の案内に従って登録を進めます。

②プロフィールを設定する

アカウントの作成が完了したら、プロフィールを設定します。

ここでは、必要な情報が入った、わかりやすいプロフィールを設定することが重要です。
お店の場所や最寄駅、営業時間、定休日、ジャンルといった基本情報に加えて、お店やメニューのコンセプト、特徴を記載したり、ホームページがある場合はリンクを貼ったりすると良いでしょう。
そうすると、アカウントを見てくれた人が興味を持ち、来店してくれる可能性が上がるはずです。
さらに、ビジネスアカウントにしたい場合は、プロフィール画面から設定できます。

③写真や動画を撮影し、投稿する

プロフィールの設定も完了したら、実際に投稿してみましょう。

スマートフォンのカメラアプリで撮影した後にインスタグラムアプリのプラスボタンから写真を選択し投稿する方法と、インスタグラムアプリ内で撮影してそのまま投稿する方法があります。
どちらの方法でも、投稿を説明する文章を書いたりハッシュタグを付けたりすることが可能です。

飲食店のインスタグラム運用事例

最後に、飲食店のインスタグラム活用事例を2つご紹介します。

幸せのパンケーキ

1つ目は、国内外に展開されているカフェ「幸せのパンケーキ」です。

インスタグラムでは、新作を含めたメニューの写真を投稿しています。さらに、プロフィールには、個室が予約できるインスタ限定のリンクが貼られています。

ビジネスアカウントに設定しており、「電話する」ボタンもあるため、直接連絡することが可能です。

幸せのパンケーキ_インスタプロフィール画面

bills Japan

2つ目は、首都圏を中心に展開している、オーストラリア発のオールデイダイニング「bills Japan」です。

インスタグラムでの投稿内容は、主に各店舗の様子や料理の写真です。また、プロフィールには、お店のジャンルや店舗の場所、予約ができるホームページのリンクが貼られています。
さらに、ハッシュタグには、お店の名前や「スイーツ」「デザート」「カフェ」といったキーワードを付けている点が特徴です。ここで、「スイーツ」だけではなく「デザート」という言い換えワードや関連ワードも入れることで、より多くの人の検索結果に表示されるようになります。
bills Japan_インスタプロフィール画面
bills Japan_インスタハッシュタグ

インスタ運用が大変なときは

インスタグラムでの集客は効果的ではありますが、写真や動画を投稿したり、ユーザーとコミュニケーションしたりすることは時間がかかり大変だという方も多いでしょう。そんなときは、SNS運用代行サービスを利用すると便利です。
株式会社クロス・プロップワークスでは、リサーチデータに基づいたSNS運用代行サービスを提供しており、SNSアカウントの企画から運用までをプロが代行してくれます。初期費用無料なので、ぜひ検討してみてください。

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まとめ

今回は、飲食店が集客にインスタグラムを活用する際の利点やポイント、導入手順を解説しました。
インスタグラムは写真や動画がメインなので、飲食店の集客に適しています。記事を参考にしながら、自店に合った方法で情報を発信していきましょう。

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