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スレッズはビジネスに使える?再評価が進む『2年目のThreads』の今とこれからを解説

スレッズはビジネスに使える?再評価が進む『2年目のThreads』の今とこれからを解説

X(旧Twitter)の仕様変更や不安定な運営が続くなか、新たな選択肢として注目を集めたのがMeta社の「Threads(スレッズ)」です。リリースから2年が経ち、当初の話題性が落ち着いた一方で、着実なアップデートやユーザーの定着も進みつつあります。

最近では、DM機能のリリースや広告展開の動きも見られ、企業のSNS活用における“第3の選択肢”としての存在感が再評価されつつあります。
本記事では、スレッズの現状と可能性を初心者の方にも分かりやすく解説していきます。

改めて「スレッズ(Threads)」とは

Threads(スレッズ)は、Instagramと同じくMeta社が提供するテキスト中心のSNSです。2023年7月に登場し、ユーザーはInstagramアカウントをそのまま利用して簡単に始められるという手軽さが特徴。投稿は500文字以内のテキストを中心に、画像や動画、リンクなどを組み合わせて発信することができます。

インスタグラムとの連携により、視覚的な強みとテキストによる議論性を両立したSNSとして設計されており、特に情報発信を得意とするクリエイターやメディア関係者から支持を集めています。スレッズの基本的な機能や活用のポイントについては、以下の記事で初心者向けにわかりやすく解説されています。

スレッズの利用率から見る現状と課題

2025年2月に弊社クロス・プロップワークスが実施した全国調査(対象:15~69歳、回答数4,160名)によると、Threads(スレッズ)の全体利用率は13.6%と、主要SNSの中では最も低い水準にとどまっています。

SNS利用率(年代ごと)

一方で、2024年11月の前回調査(10.5%)からはわずかではあるものの3ポイント以上上昇しており、じわじわと認知・利用が広がっている様子が見てとれます。
SNS利用率(前年との比較)

年代別で見ると、10代〜30代の若年層を中心に一定の利用があり、特に20代女性では比較的高い割合が見られました。しかし40代以上では利用率が大きく下がり、中高年層への浸透は今後の課題となっています。
また、他SNSに比べて男女差もやや顕著で、XやInstagramのような“誰でも使っている”という印象にはまだ至っていないのが実情です。

ただし注目すべきは、スレッズの利用率は“静かな上昇トレンド”にあるという点です。調査結果からも「他のSNSと比べて伸び幅がある」可能性が示唆されており、特に若年層の間での自然な広がりと、今後予定されている機能強化によって、中長期的なユーザー層の拡大が期待されています。

機能アップデートとカルチャーの進化

スレッズはリリース直後の話題性を超え、現在は機能面での成熟に力を入れ始めています。
特に企業アカウントやビジネスユーザーにとって注目すべき最新の動きは以下の通りです。

DM(ダイレクトメッセージ)機能の導入

米国など一部地域でのテスト運用に続き、「できるだけ早く日本でも提供予定」とMeta社が公式に発表しており、日本国内での実装も目前とされています。
これにより、ユーザーとの1対1のコミュニケーションが可能になり、カスタマーサポートやキャンペーン対応など、企業のSNS施策において欠かせないチャネルのひとつになると見られています。

ハイライト機能(ハイライター)

ThreadsのAIが独自に注目投稿を選び、発見タブやトレンド一覧で黄色マーカー付きで強調表示される仕組みです。
ユーザー側で操作はできませんが、ユニークな視点の投稿が選ばれやすいとされています。

バズのきっかけになりやすい投稿文化

例えば「大沢たかお祭り」のようなファン熱が熱狂的に集まるユニークな現象も発生しています。
こうした動きは、テキスト中心のスレッズならではの拡散力と、文化・ファンダムとの親和性の高さを示す好事例です。

これらの機能強化は、単なるSNSの延長ではなく、「企業とユーザーが密接に関係を築けるプラットフォーム」という方向性が明確になってきた兆しとも言えるでしょう。

広告配信とビジネス活用の展望

Meta社は2025年初頭に一部広告主を対象に試験的な広告配信を開始し、4月には広告展開を世界30か国以上に拡大しました。
ホームフィード内に「Sponsored」ラベル付きの画像広告が表示されており、企業は既存のMeta広告キャンペーンと連携できる環境が整いつつあります。

ただし、Meta社は「Threadsが2025年の収益の主力にはならない」との見解を示しており、InstagramやFacebookと比べると広告収益への貢献はまだ限定的と見られています。

企業側としては、広告配信の登場により、オーガニック施策に加えて、より狙ったユーザー層へのリーチ拡大が期待できます。

Instagramとの属性の近さを活かしつつ、“テキスト主体・話題中心”のコンテンツを広告戦略に組み込むことで、ブランド認知やキャンペーン訴求など新たなマーケティングチャネルとしての活用が進むでしょう。

登場から2年。スレッズのこれから

2023年7月に登場したThreadsは、当初の爆発的な登録者数と話題性から一転、翌月にはアクティブユーザー数が大きく減少し、「一発屋」と見る声も少なくありませんでした。
しかしその後、Meta社による継続的な機能改善と慎重な展開により、現在では一定層の支持を得ながら、着実に存在感を強めています。

特に2025年に入ってからは、DM機能の導入や広告配信のスタートといったビジネス向けアップデートが進み、企業アカウントにとって「使えるSNS」へと変わりつつあります
さらに、バズを生みやすい投稿文化や、“静かな熱狂”が醸成される独特の空気感も、他のSNSとは異なる魅力のひとつです。

X(旧Twitter)の不安定な運営が続くなかで、Threadsは“次の定番”にはまだ届かないものの、確実に選択肢としての地位を築きつつあります。
特に言葉を軸としたブランド発信を重視する企業にとって、2025年は「今から始めておく価値があるSNS」と言えるタイミングかもしれません。

まとめ

スレッズは、Meta社によるテキスト主体のSNSとして登場から2年を迎え、地道なアップデートとともに再評価の動きが広がっています。
利用率はまだ限定的ながら、DM機能や広告配信といった施策が進む中で、ビジネス活用の可能性も高まりつつあります。
SNS運用の新たな選択肢として、今のうちに注目しておく価値は十分にあるでしょう。

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