コロナ禍で飲食店の営業が難しくなってしまった今。「新規顧客獲得に伸び悩んでいる・・」「お客さんが離れていってしまった・・」など、日々悩まれている方も多いのではないでしょうか?
今回は、福岡東映ホテルに隣接するレストラン「ビストロアトリ」様にお邪魔し、コロナ禍におけるLINE公式アカウント(以下:LINE)の活用方法について、スタッフの和田 真(わだ まこと)さんにお話を伺いました!
コロナ禍でディナーが休業。試行錯誤の末、LINEの方向性をディナーからランチ配信へ見直し
▼LINEを始めたキッカケを教えてください。
新型コロナウイルスの感染がちょうど拡大する直前、2020年3月頃から「ディナーの認知を広げて、もっと盛り上げたい」という目的で、運用をスタートしました。ランチとディナーの二軸で営業していましたが、オフィス街に店舗を構えていることもあり、なかなかランチのお客様がディナーを使ってくれることは少なくて・・。
それなら、新規のお客様の獲得や、ランチを利用してくださった方がお得にディナーを楽しめる導線作りなど、新しいアプローチ方法が必要だと考えて、SNSの中でもユーザー数が多く、繋がった方に直接情報発信ができるLINEを選びました。
しかし、LINEの運用を始めてすぐに、新型コロナウイルスの感染拡大により緊急事態宣言となってしまい・・。もともと方向性としては、ディナーに絞った配信を考えていたので、打ち出し方にとても悩みましたが、ランチやテイクアウト、デリバリー中心のコンテンツに方向転換をして、活用していくことにしました。
▼実際に、どのようにLINEを活用していますか?
毎週日替わりランチが変わるので、月曜日に《今週のランチメニュー》を配信しています。それ以外には、季節や行事に合わせた企画や、新メニューの紹介などに使っています。
日替わりランチについては、毎日来てくださる方もいますが、ランチメニューを見て狙ってきてくださる方も多いです。サラリーマンやOLの方も多いので、「日替わりランチの配信を見て、休憩時間を楽しみにしていました」と言っていただくと、とても嬉しいですね。
LINEのショップカード機能も活用していますが、意外とサラリーマンの男性が使ってくれている印象です。ショップカードも来店のキッカケのひとつとして始めてみましたが、スタンプを貯めると特典があるので、日々貯まっていくのを楽しみにしてくれていますね。
▼新規の友だち数の獲得はどのようにされていますか?
新規の友だちについては、LINEのLINE広告経由による追加が増えていますね。LINE広告では、地域や年代などターゲットを絞り配信ができるので、ポスティングだけでは届けきれない方々へもアプローチをすることができるのが便利です。店内では、必ず見るメニュー表にQRコードを記載したり、テイクアウトやデリバリーを利用してくれた方に、一緒にLINEのQRコードを配布するなどして、地道に友だち獲得に取り組んでいます。
一時伸び悩んだ時期もありましたが、LINE広告や店舗での声かけの効果もあって、現在は1,545名となりました。
リアルタイムの情報発信に、LINEがとても役に立つ
▼新型コロナウイルスの影響で変わったと感じることはありますか?
来店されるお客様にだいぶ変化がありました。常連さんの中にも、感染拡大を考慮して来られなくなった方もいらっしゃいます。一方でサラリーマンの方や、出張で福岡に来られた方など、お一人で仕事の合間にご利用いただく方が増えましたね。常連さんの割合が減った分、新しいお客様に来ていただくようになり、上手くバランスが取れているように感じています。
感染症対策には徹底して取り組んでいますが、その影響で席数を減らしていて、入れる人数が限られてしまうので、お客様には申し訳なく感じています。その時は、LINEで「現在満席となっています。13時以降だと余裕を持ってご案内できます」と配信することもあります。自分たちのためにも、お客様のためにも、早めに状況を知らせることは大切なことだと思っていますが、そのような時にもLINEが役に立っていますね。
ギリギリの人数で運営せざるを得ず、SNS発信には時間をかけられない
▼クロス・プロップワークスと一緒にやってみて、感じるメリットを教えてください。
新型コロナウイルスの影響で、今まで以上にギリギリの人数で営業を行っています。そのため、特に営業中に関しては手が余っていない状況です。自分たちで毎週文章を考えたり、定期的に配信を続けたりすることは難しいですが、配信を全てお願いすることができるので、とても助かっています。
LINEの機能や、マーケティングに関しても、自分たちだけではなくて他者の視点から一緒に考えてもらえるのは心強いですね。今のランチ営業が安定しているのも、LINEのおかげだと思っていますし、やらないよりはやれることをやりながら、主体的に情報発信をしていく必要性を強く感じています。
これからも、新企画は色々と考えているので、一緒に企画の打ち出し方を考えていきたいです!
まとめ
新型コロナウイルスの影響で、全く予想のできない事態となってしまったこのご時世。今までとは違う営業形態や新しい取り組みなど、変化が多い時だからこそ、お客様に情報を主体的に届けていくことで、来店のキッカケ作りに繋がるのだと改めて感じました。
お客様や従業員同士を大切にされる、温かい雰囲気の「ビストロアトリ」様。これからも新企画をたくさん考えられているとのことなので、スタッフ様の想いや魅力的なコンテンツをお客様に届けられるよう、引き続き一緒に協力していきたいと思います!
今回ご紹介したビストロアトリ様のアカウントはこちら▼
「緊急事態宣言解除後を見据えて、新規のお客様にも来てもらえる導線を作りたい!」という方、もっと詳しく聞いてみたいと思った方は、ぜひお気軽にお問い合わせください!