SNS自動投稿ツールおすすめ5選!運用効率をアップする方法~ツール選びで失敗しないための比較ポイントと活用のコツ~

SNS自動投稿ツールおすすめ5選!運用効率をアップする方法

SNS運用を担当されている方であれば、「投稿作業に追われて、肝心の分析や改善に手が回らない」という状況に心当たりがあるのではないでしょうか。毎日の投稿スケジュールを管理し、最適な時間に投稿し、複数のプラットフォームを横断して運用する。これらをすべて手作業で行うのは、正直なところ現実的ではありません。

私たちクロス・プロップワークスが2024年12月に実施したSNS運用外注利用実態調査(回答数18,706名)でも、企業がSNS運用を外注する理由として「リソース不足のため」が上位に挙がりました。限られた人員で成果を出すためには、効率化できる部分は徹底的に効率化することが不可欠です。

この記事では、SNS運用の効率を大幅に向上させる自動投稿ツールのおすすめ5選をご紹介します。それぞれの特徴や選び方のポイント、そして導入後に成果を出すための活用のコツまで、実務に役立つ情報をお伝えしていきます。

本記事では「自動投稿ツール」に焦点を当てていますが、ツールを活用した効率的な運用を行うために、まずはSNS全体の最新トレンドやアルゴリズムの仕組みについて把握したい方は、包括的に解説した専門記事もあわせてご確認ください。

目次

おすすめSNS自動投稿ツール5選

まずは、SNS運用の現場で実際に活用されている自動投稿ツールを5つご紹介します。それぞれに特徴があり、企業の規模や運用体制によって最適なツールは異なります。自社の状況に照らし合わせながら、検討の参考にしてください。

Buffer(バッファー)

Bufferは、シンプルさと使いやすさを重視したツールです。直感的なインターフェースで、SNS運用の初心者でも迷わず操作できる点が大きな特徴です。

主要機能とメリット

対応プラットフォームはInstagram、X、Facebook、LinkedIn、Pinterestなど幅広く、一つのダッシュボードから複数のアカウントへの投稿を管理できます。投稿のスケジューリングはカレンダー形式で視覚的に確認でき、ドラッグ&ドロップで簡単に投稿日時を変更できます。

また、各投稿のパフォーマンスを確認できる分析機能も備えており、エンゲージメント率やリーチ数などの基本的な指標を把握できます。無料プランも用意されているため、まずは試してみたいという企業にも適しています。

こんな企業におすすめ

SNS運用を始めたばかりの企業や、少人数で運用している中小企業に向いています。高度な分析機能よりも、まずは投稿作業の効率化を優先したいという場合に最適です。

Hootsuite(フートスイート)

Hootsuiteは、大規模な運用にも対応できる機能の豊富さが特徴で、エンタープライズ向けの機能も充実しています。

主要機能とメリット

投稿のスケジューリングに加え、SNS上のメンションやコメントを一元管理できるソーシャルリスニング機能を備えています。複数のチームメンバーで運用する場合の承認フローや権限管理にも対応しており、組織的なSNS運用を支援します。

また、AIを活用した投稿文案の生成機能や、最適な投稿時間の提案機能など、効率化を支援する機能も搭載されています。広告管理機能も統合されているため、オーガニック投稿と広告を一元的に管理したい場合にも便利です。

こんな企業におすすめ

複数のブランドやアカウントを運用している大企業や、チームでSNS運用を行っている企業に向いています。承認フローや権限管理が必要な場合は、特に検討する価値があります。

Later(レイター)

Laterは、もともとInstagramに特化したツールとして登場し、現在は他のプラットフォームにも対応を広げています。ビジュアルコンテンツの管理に強みを持つ点が特徴です。

主要機能とメリット

最大の特徴は、視覚的なコンテンツカレンダーです。投稿予定の画像をドラッグ&ドロップで配置でき、Instagramのフィードがどのように見えるかをプレビューできます。ブランドの世界観を重視し、投稿の見た目の統一感にこだわりたい場合に非常に便利です。

また、「Linkin.bio」という機能を使えば、Instagramのプロフィールリンクから複数のURLに誘導できるランディングページを作成できます。ECサイトへの誘導を強化したい企業にとって、有用な機能です。

こんな企業におすすめ

Instagramを主軸にSNS運用を行っている企業や、アパレル、コスメ、飲食など、ビジュアルが重要な業界の企業に向いています。フィードの見た目の統一感を重視したい場合に最適です。

SocialDog(ソーシャルドッグ)

SocialDogは、日本発のSNS管理ツールで、特にX(旧Twitter)の運用に強みを持っています。日本語でのサポートが充実している点も、国内企業にとっては大きなメリットです。

主要機能とメリット

投稿のスケジューリング機能に加え、フォロワーの増減分析、キーワードモニタリング、競合アカウントの分析など、X運用に特化した機能が充実しています。特に、フォロワーの属性分析や、フォロー・フォロワーの管理機能は、他のツールにはない強みです。

また、予約投稿だけでなく、特定のキーワードを含むツイートに自動でいいねやリツイートを行う機能も備えています(利用には注意が必要です)。料金プランも日本円で明確に設定されており、予算管理がしやすい点もメリットです。

こんな企業におすすめ

Xを主軸にSNS運用を行っている企業や、日本語でのサポートを重視する企業に向いています。フォロワー分析を詳細に行いたい場合にも適しています。

ツールを活用し、X(旧Twitter)の運用をさらに加速させたい方へ。エンゲージメント率を高めるためのテクニックや、アルゴリズム対策について詳しく解説した記事もあわせてご確認ください。

Sprout Social(スプラウトソーシャル)

Sprout Socialは、分析機能とカスタマーサポート機能に強みを持つ、総合的なSNS管理プラットフォームです。データドリブンな運用を目指す企業に適しています。

主要機能とメリット

投稿スケジューリング、ソーシャルリスニング、分析レポートなど、SNS運用に必要な機能を網羅しています。特に分析機能は充実しており、カスタマイズ可能なレポートを自動生成できます。経営層への報告資料作成の手間を大幅に削減できる点は、大きなメリットです。

また、SNS上での顧客対応を一元管理できる「Smart Inbox」機能により、複数プラットフォームからのメッセージやコメントを一か所で確認・返信できます。カスタマーサポートとSNS運用を連携させたい場合に便利です。

こんな企業におすすめ

データ分析を重視し、PDCAサイクルを本格的に回したい企業に向いています。また、SNSをカスタマーサポートのチャネルとしても活用している企業にも適しています。

5つのツール比較まとめ

ツール名特徴おすすめの企業
Bufferシンプルで使いやすい初心者、少人数運用の企業
Hootsuite機能が豊富、大規模運用に対応大企業、チーム運用の企業
Laterビジュアル管理に強いInstagram中心、ビジュアル重視の企業
SocialDogX運用に特化、日本語サポート充実X中心、国内企業
Sprout Social分析機能が充実データドリブンな運用を目指す企業

SNS自動投稿ツールの必要性とメリット

ツールの選択肢を把握したところで、改めて自動投稿ツールがなぜ必要なのか、どのようなメリットがあるのかを整理しておきましょう。

手作業での運用が抱える限界

「毎日決まった時間に投稿する」というシンプルな作業でさえ、継続するのは簡単ではありません。会議が入る、急な対応が発生する、体調を崩す。さまざまな理由で投稿が滞り、せっかく積み上げてきたフォロワーとの接点が途切れてしまう。こうした経験をお持ちの担当者は少なくないはずです。

さらに、複数のSNSアカウントを運用している場合、問題はより深刻になります。Instagram、X、Facebook、それぞれのプラットフォームにログインし、個別に投稿を作成し、最適な時間を見計らって投稿する。この作業を毎日繰り返していては、戦略を考える時間も、効果を分析する時間も確保できません。

ツールで効率化するのも一つの手ですが、リソース不足を根本的に解決するために「運用代行」を検討するのも有効です。コストやクオリティの観点から「自社運用」と「運用代行」を徹底比較した記事もご用意しています。

自動投稿ツールがもたらす3つのメリット

自動投稿ツールを導入することで得られるメリットは、大きく分けて3つあります。

1つ目は、投稿タイミングの最適化です。 多くのツールには、過去のデータに基づいて最適な投稿時間を提案する機能が搭載されています。私たちが2025年8月に実施したSNS利用実態調査(有効回答数3,235名)では、SNSの利用が最も活発な時間帯は21時から22時台であることがわかっています。しかし、最適な投稿時間はアカウントごとに異なります。ツールを活用することで、自社のフォロワーが最もアクティブな時間を把握し、そのタイミングに合わせた投稿が可能になります。

2つ目は、複数アカウントの一括管理です。 一つのダッシュボードから複数のプラットフォームへの投稿を管理できるため、プラットフォームごとにログインする手間が省けます。投稿内容の確認や修正も一元的に行えるため、ミスの防止にもつながります。

3つ目は、計画的なコンテンツ配信です。 週単位、月単位で投稿を事前にスケジューリングできるため、「今日何を投稿しよう」と悩む時間がなくなります。カレンダー形式で投稿予定を俯瞰できるツールも多く、コンテンツの偏りや投稿頻度のムラを事前に把握できます。

ツール導入の落とし穴

ただし、ここで一つ注意点をお伝えしておきます。自動投稿ツールを導入しただけで、SNS運用がうまくいくわけではありません。

私たちの調査では、SNS運用が上手くいっている企業に共通する要因として、「データ分析による改善サイクルが実行できている」という点が浮かび上がりました。ツールによる効率化は、あくまでこの改善サイクルを回すための「時間を生み出す手段」です。投稿作業を自動化して生まれた時間を、分析や戦略立案に充てることで、初めてツール導入の効果が最大化されるのです。

SNS自動投稿ツールを活用するためのコツ

ツールを導入しても、使い方を間違えると期待した効果は得られません。ここでは、ツールの効果を最大化するための4つのポイントをお伝えします。

コンテンツカレンダーで計画的な運用を

自動投稿ツールを導入したら、まず取り組んでいただきたいのが「コンテンツカレンダーの作成です。月単位で投稿内容を計画し、ツールに事前登録しておくことで、「今日何を投稿しよう」という日々の悩みから解放されます。

カレンダーを作成する際は、自社の商品・サービスに関連する投稿だけでなく、業界のトレンドや季節のイベントも考慮に入れてください。また、投稿の種類(商品紹介、お役立ち情報、ユーザーとのコミュニケーションなど)のバランスも意識することで、フォロワーを飽きさせない運用が可能になります。

カレンダー作成とあわせて取り組みたいのが、投稿の「型」作りです。運用を楽にする投稿フォーマットやテンプレートの活用術について詳しく解説した記事もあわせてご確認ください。

最適な投稿時間を見極める

多くのツールには、過去のデータに基づいて最適な投稿時間を提案する機能があります。ただし、この提案をそのまま信じるのではなく、自社のアカウントで検証することが重要です。

私たちの調査では、SNS利用が最も活発な時間帯は21時から22時台という結果が出ていますが、BtoB企業であれば平日の昼休みや通勤時間帯の方が効果的かもしれません。ツールの提案を参考にしつつ、実際の投稿データを分析して、自社にとっての最適な時間を見つけてください。

ツールの提案だけでなく、一般的な「ゴールデンタイム」や成功企業の投稿パターンを知ることも重要です。最適な投稿頻度や時間帯について、データと事例をもとに解説した記事もご用意しています。

定期的なパフォーマンス分析を習慣化する

ツールを導入して投稿作業が効率化されたら、その分の時間をパフォーマンス分析に充ててください。多くのツールには分析機能が搭載されていますので、最低でも月に1回は以下の項目を確認することをおすすめします。

確認すべき項目としては、投稿ごとのエンゲージメント率の推移、フォロワー数の増減とその要因、最もパフォーマンスが高かった投稿の共通点、逆にパフォーマンスが低かった投稿の原因などがあります。分析結果をもとに、翌月のコンテンツカレンダーを改善していく。この繰り返しが、長期的な成果につながります。

自動化と人間らしさのバランスを取る

最後に、最も重要なポイントをお伝えします。すべてを自動化すればいいわけではないということです。

予約投稿は便利ですが、リアルタイムの出来事やトレンドに対応できないというデメリットがあります。また、コメントへの返信やDMでのやり取りを自動化しすぎると、フォロワーとの関係が希薄になってしまう恐れがあります。

私たちが支援しているクライアントの中には、基本的な投稿は予約投稿で効率化しつつ、コメントへの返信やストーリーズでの発信は手動で行うことで、効率と人間らしさを両立している事例があります。自動化する部分と、人の手をかける部分を明確に分けることが、ツール活用の成功の秘訣です。

まとめ

SNS自動投稿ツールを活用することで、投稿作業の効率は大幅に向上します。本記事でご紹介した5つのツールは、それぞれに特徴がありますので、自社の運用体制や注力しているプラットフォームに合わせて選定してください。

ただし、改めて強調しておきたいのは、ツールは「目的」ではなく「手段」であるということです。投稿作業を効率化して生まれた時間を、どこに使うか。それが、SNS運用の成果を左右します。

効率化の先にある「成果」をどう評価すべきか。フォロワー数などの表面的な数字だけでなく、最終的な売上への貢献度(ROI)を正しく計測し、運用の価値を最大化するための方法について解説した記事もぜひ参考にしてください。

私たちクロス・プロップワークスは、「認知拡大で終わらせない、『売るための運用』」を一貫して提唱してきました。ツールによる効率化は、その「売るための運用」を実現するための第一歩です。効率化によって生まれた時間を、データ分析と改善サイクルの構築に充ててください。

「ツールの選び方がわからない」「導入したけど使いこなせていない」とお感じでしたら、私たちのような専門家に相談することも一つの選択肢です。自社の状況に最適なツール選定から、運用体制の構築まで、お手伝いできることがあるかもしれません。

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監修

川﨑 恒平(Kohei Kawasaki)
株式会社クロス・プロップワークス 代表取締役

複数のベンチャー企業でWebメディアの立上げや営業、システム開発などを経験したのち、2004年に株式会社クロス・マーケティング入社。経営企画室長、情報システム部長を歴任し、組織のデジタル化を牽引。
その後、GDX株式会社の取締役COOとして、数多くのEC事業立ち上げやグローバル展開を支援した実績を持つ。

2021年よりクロス・マーケティンググループに復帰。現在はグループ執行役員および株式会社クロス・プロップワークス代表を務める。SNSマーケティング、EC運用、データ活用を軸としたデジタル戦略の専門家として、最新トレンドと実務に基づいた知見を提供している。

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