SNS運用代行を使うべき企業の特徴!適した企業と向いていない企業を解説~自社に最適な運用体制を見極めるための判断基準~

SNS運用代行を使うべき企業の特徴!適した企業と向いていない企業を解説

SNS運用に悩む企業は年々増えており、運用代行サービスという選択肢に注目が集まっています。しかし、「自社にとって本当に必要なのか」「外注すべきか内製すべきか」という判断は、簡単ではありません。

私たちのもとにも、「SNS運用代行を検討しているが、うちの会社に合っているかわからない」というご相談が多く寄せられます。実際のところ、SNS運用代行サービスはすべての企業にとって最適な選択肢というわけではありません。向いている企業もあれば、内製のほうが適している企業もあります。だからこそ私たちは、ご相談をいただいた際に「御社の場合は、代行ではなく自社で運用されたほうが成果につながりやすいと思います」と正直にお伝えすることもあります。

この記事では、SNS運用代行サービスが向いている企業と向いていない企業の特徴をわかりやすく解説し、自社に最適な運用体制を見極めるためのヒントをお届けします。

本記事では「自社に向いているかどうか」の判断基準を中心にお伝えしますが、実際の費用相場とそれに見合う具体的な効果について、まずは全体像を把握したいという方は、包括的に解説した専門記事もあわせてご確認ください。

目次

SNS運用代行が必要とされる背景とは

まずは、なぜ今SNS運用代行サービスへの注目が高まっているのか、その背景を整理しておきましょう。

SNSがマーケティングに与える影響の拡大

SNSは、企業のブランディングや集客において、もはや無視できないマーケティングチャネルとなっています。消費者の情報収集行動は大きく変化しており、商品やサービスを購入する前にSNSで口コミや評判を確認することが当たり前になりました。

特に若年層では、GoogleよりもInstagramやTikTokで検索するという行動が一般化しています。SNSでの存在感がないことは、見込み顧客との接点を失うことを意味する時代になったのです。

運用の難易度が上がっている

一方で、SNS運用の難易度は年々上がっています。各プラットフォームのアルゴリズムは頻繁に変更され、トレンドの移り変わりも激しくなっています。昨日まで効果的だった施策が、今日には通用しなくなることも珍しくありません。

こうした変化に対応しながら、質の高いコンテンツを継続的に発信し、フォロワーとのコミュニケーションを維持し、効果測定と改善を繰り返す。これを社内だけで行うのは、多くの企業にとって大きな負担となっています。

専門性とリソースの不足

私たちが2024年12月に実施したSNS運用外注利用実態調査(全国の男女18,706名を対象)によると、SNS運用を外注する理由として最も多く挙げられたのは「専門知識がないため」と「リソース不足のため」でした。

SNS運用は「片手間でできる仕事」と思われがちですが、成果を出すためには専門的な知識とスキル、そして継続的な時間の投資が必要です。本業を抱えながらSNS運用を担当している社員が、十分な成果を出すことは容易ではありません。

「リソースが足りないから外注する」だけでなく、クオリティやコスト、社内へのノウハウ蓄積といった観点からも検討が必要です。自社運用と運用代行のどちらが貴社に適しているか、徹底比較した記事もご用意しています。

SNS運用代行が「向いている企業」の特徴

ここからは、SNS運用代行サービスの活用が特に効果的な企業の特徴を紹介します。以下のいずれかに当てはまる場合は、外部パートナーへの依頼を検討する価値があります。

社内にSNS運用の専門知識やノウハウがない

SNS運用で成果を出すためには、各プラットフォームの特性理解、アルゴリズムへの対応、コンテンツ企画力、データ分析力など、幅広い専門知識が求められます。

社内にこうした専門性を持つ人材がいない場合、手探りで運用を続けても成果が出にくく、時間とコストを浪費してしまうリスクがあります。専門家の力を借りることで、効率的に成果への道筋をつけることができます

運用に割けるリソース(人員・時間)が不足している

SNS運用には、想像以上に時間と労力がかかります。コンテンツの企画、素材の準備、投稿文の作成、実際の投稿作業、コメント対応、効果測定。これらを継続的に行うには、相応のリソースが必要です。

マーケティング担当者が他の業務と兼任でSNS運用を行っている場合、どうしても優先度が下がり、投稿が途切れがちになったり、改善のための分析まで手が回らなかったりします。こうした状況では、外部に任せることで、担当者は他の重要業務に集中できるようになります。

明確な目的があり、成果を出したいと考えている

「ECサイトへの流入を増やしたい」「採用応募を増やしたい」「ブランド認知を高めたい」など、SNS運用に明確な目的を持っている企業は、運用代行サービスとの相性が良い傾向にあります。

目的が明確であれば、それに向けた戦略を設計し、KPIを設定し、PDCAを回すことができます。専門家と共に目標に向かって取り組むことで、自社だけで運用するよりも早く、確実に成果に近づくことができます

成果を出すためには、投資した費用に対してどれだけのリターンが得られたか(ROI)を把握することが重要です。SNS運用における正しい目標設定と、費用対効果の計算方法について詳しく知りたい方は、こちらの記事もあわせてご確認ください。

コンテンツ制作に苦戦している

「何を投稿すればいいかわからない」「ネタが続かない」「クリエイティブのクオリティが低い」といった課題を抱えている企業は、運用代行サービスの活用で大きな改善が期待できます。

コンテンツ制作は、SNS運用の中でも特に専門性が求められる領域です。ターゲット顧客の理解、トレンドの把握、ビジュアル設計、コピーライティングなど、複合的なスキルが必要です。多くの企業アカウントを運用してきた専門家に任せることで、コンテンツの質を大幅に向上させることができます。

社内のマーケティング施策と連動させたい

SNS運用を単独の施策として捉えるのではなく、Web広告、SEO、メールマーケティング、オフラインイベントなど、他のマーケティング施策と連動させたいと考えている企業にとっても、運用代行サービスは有効です。

特に、マーケティング全体を俯瞰できる代行会社であれば、SNS運用を他の施策と連携させた統合的な戦略を提案してもらえます。SNSで獲得した認知をLINEやECサイトへつなげ、売上に結びつけるといった一貫した設計が可能になります。

SNS運用代行が「向いていない企業」の特徴

一方で、SNS運用代行サービスがすべての企業にとって最適な選択肢というわけではありません。以下のような特徴を持つ企業は、外注よりも内製が適している場合があります。

社内に優れたSNS担当者がいる

すでに社内にSNS運用の専門知識を持ち、成果を出している担当者がいる場合、あえて外注する必要性は低くなります。

社内担当者の強みは、自社のブランドや商品を深く理解していること、社内の情報にリアルタイムでアクセスできること、そして意思決定が迅速にできることです。こうした強みを活かせる人材がいるなら、その力を最大限に発揮できる環境を整えるほうが効果的かもしれません。

リアルタイムでの細かな対応が求められる業種

たとえば、ニュースメディア、スポーツチーム、イベント運営など、リアルタイムでの情報発信や迅速な対応が求められる業種では、外部への依頼がかえって非効率になることがあります。

外注の場合、投稿内容の確認や承認プロセスにどうしても時間がかかります。「今この瞬間に発信しなければ意味がない」というコンテンツが多い業種では、社内で完結できる体制のほうが機動力を発揮できます。

予算が極めて限られている

SNS運用代行サービスには、当然ながら費用がかかります。月額数万円から数十万円、場合によっては100万円を超えることもあります。

創業間もないスタートアップや、マーケティング予算が極めて限られている企業の場合、外注費用を捻出することが難しいケースもあるでしょう。そうした場合は、まずは社内でできる範囲から始め、成果が出てきた段階で外注を検討するという段階的なアプローチも一つの選択肢です。

「外注は高い」というイメージがあるかもしれませんが、依頼する範囲によっては予算内で収まるケースもあります。具体的な料金相場と、価格帯によってどこまでのサービスが受けられるのかを解説した記事もあわせてご確認ください。

SNS運用の目的や期待値が曖昧

「なんとなくSNSをやったほうがいいと思う」「競合がやっているからうちも」といった曖昧な動機で外注しても、成果は出にくくなります。

運用代行サービスは、クライアント企業の目的に向かって専門性を発揮するものです。目的が不明確な状態では、何をもって成功とするのかが定まらず、代行会社も効果的な提案ができません。外注を検討する前に、まずは「SNSで何を達成したいのか」を社内で明確にすることが先決です。

外部に任せることへの抵抗が強い

企業文化として、外部への業務委託に抵抗がある場合や、社内のコミュニケーションを最優先する方針がある場合は、無理に外注しないほうがスムーズに進むこともあります。

SNS運用代行サービスで成果を出すためには、代行会社との密なコミュニケーションが欠かせません。情報共有や意思決定において、外部パートナーとの協働に前向きになれない状況では、期待する成果を得ることは難しくなります。

自社にとっての最適解を見つけるには

「向いている企業」「向いていない企業」の特徴を踏まえたうえで、自社にとっての最適な運用体制をどう見極めればよいのかを解説します。

自社の現状を正確に把握する

まず行うべきは、自社のSNS運用の現状を客観的に把握することです。

現在、SNS運用にどれだけのリソース(人員・時間)を割いているか。担当者のスキルレベルはどの程度か。これまでの運用でどのような成果が出ているか。運用における課題は何か。

これらを整理することで、外部の力が必要なのか、社内で改善できる余地があるのかが見えてきます

目的と期待する成果を明確にする

SNS運用を通じて何を達成したいのか、具体的な目標を設定しましょう。

「フォロワーを増やしたい」という漠然とした目標ではなく、「3ヶ月後にECサイトへの月間流入を500件にする」「半年後に採用応募を月10件獲得する」といった具体的な数値目標があると、外注すべきかどうかの判断がしやすくなります。

また、目標が明確であれば、代行会社に依頼する際にも、期待する成果を共有しやすくなります。

外注と内製のハイブリッドも検討する

すべてを外注するか、すべてを内製するか、という二択で考える必要はありません。

たとえば、戦略設計と分析は外部パートナーに任せ、日々の投稿作業やコメント対応は社内で行うというハイブリッド型の運用も可能です。自社の強みを活かしながら、不足している部分を外部で補うという考え方で、最適なバランスを見つけていきましょう

戦略や分析などの「難しい部分」はプロに任せ、撮影やコメント返信などの「現場感が必要な部分」は自社で行う。このような「いいとこ取り」をするハイブリッド運用の成功法について詳しく解説した記事もご用意しています。

代行会社選びで確認すべきポイント

外注を検討する場合は、代行会社の選定も重要です。以下のポイントを確認しましょう。

業界経験と実績:自社と同じ業種や、近い規模感での運用実績があるかを確認します。業種によって効果的な施策は異なるため、関連する経験があるかどうかは重要な判断基準です。

対応範囲:戦略設計から投稿作成、分析改善まで一貫して対応できるか、それとも特定の業務に特化しているかを確認します。自社のニーズに合った対応範囲を持つ会社を選びましょう。

コミュニケーション体制:定例ミーティングの頻度、担当者の対応姿勢、急な相談への対応可否など、実際の運用時のコミュニケーションについても確認しておくことが大切です。

外注を決断した後、次に重要になるのがパートナー選びです。数ある代行会社の中から、自社に最適な一社を見極めるための具体的な選定基準や、依頼時に注意すべきポイントをまとめた記事もぜひ参考にしてください。

まとめ:自社の課題と目的を見極め、最適な運用体制を選ぶ

この記事では、SNS運用代行サービスが向いている企業と向いていない企業の特徴を解説してきました。

SNS運用代行が向いている企業の特徴:専門知識やノウハウが社内にない、運用リソースが不足している、明確な目的があり成果を出したい、コンテンツ制作に苦戦している、マーケティング施策と連動させたい。

SNS運用代行が向いていない企業の特徴:社内に優れた担当者がいる、リアルタイム対応が求められる業種、予算が極めて限られている、目的や期待値が曖昧、外部委託への抵抗が強い。

SNS運用代行サービスは、企業によっては心強いパートナーとなりますが、すべての企業にとって万能な解決策ではありません。自社の課題や目的を明確にし、適した運用体制を見極めることで、SNSマーケティングの成果を最大化させることができます。

私たちクロス・プロップワークスは、企業の状況に合わせた柔軟なSNS運用支援を提供しています。「自社に運用代行が必要かどうか相談したい」という方も、ぜひお気軽にお問い合わせください。

SNS運用の「体制づくり」でお悩みの方へ

「何から手を付ければいいかわからない」「今の運用で本当に成果が出るのか不安」という状態から、確実な成果を目指せる体制へとシフトしませんか?私たちは戦略設計から実務まで、貴社の状況に合わせた柔軟な支援を提供しています。SNSマーケティングを加速させるパートナーとして、まずはお気軽にご相談ください。

✓東証プライム上場グループの知見を活かした戦略設計
✓「外注・内製・ハイブリッド」から貴社に最適な形を診断
✓リソース不足を解消し、成果に直結する運用体制を構築


私たちは「認知拡大で終わらせない、売るための運用」を掲げ、戦略設計から販売・リピート促進までを一貫してサポートします 。貴社のビジネスを加速させる最適なパートナーとして、まずは現状の課題をお聞かせください。

監修

川﨑 恒平(Kohei Kawasaki)
株式会社クロス・プロップワークス 代表取締役

複数のベンチャー企業でWebメディアの立上げや営業、システム開発などを経験したのち、2004年に株式会社クロス・マーケティング入社。経営企画室長、情報システム部長を歴任し、組織のデジタル化を牽引。
その後、GDX株式会社の取締役COOとして、数多くのEC事業立ち上げやグローバル展開を支援した実績を持つ。

2021年よりクロス・マーケティンググループに復帰。現在はグループ執行役員および株式会社クロス・プロップワークス代表を務める。SNSマーケティング、EC運用、データ活用を軸としたデジタル戦略の専門家として、最新トレンドと実務に基づいた知見を提供している。

目次