先日LINE公式アカウントの機能がアップデートされ、簡単に作成ができるようになったリッチメッセージ。
通常のメッセージに比べ、
- 簡潔に商品、サービスの魅力を訴求できる
- リンク先への誘導率が高まる
という特徴があるリッチメッセージ。
文章のみの訴求、文章+画像の訴求、よりも圧倒的にエンゲージメントを保つことができます。
機能のアップデートもあり、リッチメッセージを活用する企業・個店が増えてきていますが、デザインやキャッチが「もったいないな」と思ってしまうメッセージが多々あります。
せっかく手間をかけて、リッチメッセージを配信するのであれば、効果的に活用したいですよね。
そこで今回は、リッチメッセージの反応率(リーチ、開封率、クリック率)を高めるために知っておくべき考え方を紹介します。
リーチ数を高める方法
そもそもの露出を高めるためには、友だちのリーチ数を増やすことが必要。
そのためには友だちの母数を増やして、且つブロックされないような施策を打っていくことが大切。
ショップカードを活用している企業・店舗の方は、ショップカードの施策が魅力的であれば、使用するためにブロックを解除してくれることに繋がるので活用してみてください。
何のためにメッセージを送るのか
リッチメッセージを配信するときに、一番大切なのが「何のためにメッセージを配信するのか」ということ。
- 見て楽しんでもらうコンテンツなのか?(コラム、お知らせなど)
- 来店に繋げるコンテンツなのか?(キャンペーン、クーポンプレゼント)
どんなメッセージを送っても構いませんが、漠然と配信するのではなく、「どこに繋げるコンテンツなのか?」ということを意識してみてください。
開封率を高めるための考え方
メッセージ配信をして最初にチェックする数字は「開封率」。
開封率を高めるために必要になるのが、
- 友だち属性の把握
- 顧客の趣味嗜好・何に興味があるかの把握
- 配信日時の決定
- キャッチ文章の選定
- キャッチ文章のテクニックetc…
まず知っておくべきものは「自社の友だち属性・趣味嗜好」です。
「男女の割合はどれくらいか?」
「どの世代が多いのか?」
「何に興味を持っているのか?」
「どんな悩みを持っていて、どんな解決法を求めているのか?」
まずざっくり上記を把握します。
キャッチの選定
次に決めるべきは配信時のキャッチ文章。
「顧客の趣味嗜好・悩み」を把握すれば、開封率を左右するのは「キャッチ」のみです。
なんとなく伝えたい情報を羅列するのでは、開封率を高めることはできません。
キャッチを決定する際に意識するべきことは、
- 第一に何を伝えたいのか
- 顧客心理をくすぐるための文章の掴み
- 反応しやすいワードの散りばめetc…
です。
せっかく配信するんだから…とあれもこれも詰め込んだリッチメッセージをたまに見ますが、伝えたいことは一つに絞りましょう。
そして、伝えるべきことが決まれば次はキャッチ文章の選定。
わかりやすいところで言うと
- 数字を含める
- 「無料」「期間限定」のわかりやすい要素を入れ込む
- カタカナを入れ込む
などです。
一般的に、顧客心理をくすぐる文言を入れ込みながら、自社の顧客が反応しやすい文言を選定していきましょう。
クリック率を高めるための考え方
開封率のあと、気にかけるのはクリック率。
クリック率を高めるために必要な要素は
- キャッチの文章で期待を高められている
- 伝えたい内容がシンプル
- わかりやすいCTA
です。
「何を宣伝しているか」「どこに誘導しているか」がわかりづらいクリエイティブは、ユーザーに迷いを与え、離脱の原因となってしまいます。
「今すぐチェック ▷」「詳細はこちら >」といったユーザーのアクションを促すデザインを必ず配置しましょう。
色合い、フォントも重要です。
食べ物に関するクリエティブには暖色系を使う、高級感を出したいときには黒、紺、こげ茶を使う、など。
そして、リッチメッセージ内のテキストはできるだけシンプルに、最大でも10-13文字以内に調整しましょう。
詳細は遷移先のページで説明し、リッチメッセージ内のテキストは「クリックしてもらう」という目的で、もっとも伝えたいことだけに絞るのがいいです。
まとめ
リッチメッセージの反応率を高めるために必要なことは、
- 友だち、顧客属性の把握
- 何のためのメッセージ配信なのか
- 開封率を高める施策を取る
- クリック率を高める施策を取る
です。
それぞれの項目で、必要な要素を洗い出し、どこを改善すれば反応がよくなっていくのかリサーチを続け、改善し続けていきましょう。
LINE公式アカウントのアップデートで、リッチメッセージは直感的につくりやすくなっているので、ぜひ活用してみてください。