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X(旧Twitter)運用の成果が変わる!エンゲージメントを高める本質的な方法~なぜあなたの投稿はスルーされるのか?プロが解き明かすエンゲージメントの本質と分析術~

X(旧Twitter)運用の成果が変わる!エンゲージメントを高める本質的な方法

投稿しても反応がない。これは企業のX運用で最もよく聞く悩みです。クロス・プロップワークスでも、「インプレッション数は出ているのに、いいねやリプライが増えない」というご相談を多くいただきます。フォロワーはいるのに、投稿が見られている実感がない。こうした状況が続くと、担当者のモチベーションも下がってしまいます。

企業のX運用を支援する中で、成果が出ないアカウントには共通点があることがわかってきました。それは、エンゲージメントという指標を「いいね数」だけで判断してしまっていることです。この記事では、当社の支援実績をもとに、エンゲージメント率を高めるための具体的な方法を解説します。

X(旧Twitter)のエンゲージメント向上は、他のSNSプラットフォームと連携することで、さらに大きな成果を生み出すことができます。各プラットフォームの特性を理解し、目的に応じた最適な組み合わせを設計するための包括的な情報については、主要なSNSプラットフォームの効果的な活用方法を体系的に解説した専門記事をご用意しています。

目次

エンゲージメント率とは?Xにおける重要性を理解しよう

まず基本の確認から始めましょう。X(旧Twitter)における「エンゲージメント」とは、ユーザーがあなたの投稿に対して起こした反応(アクション)全般を指します。具体的には、以下のような多岐にわたるアクションが含まれます。

エンゲージメント項目内容・ユーザー行動主な目的・意味すること
いいね(Like)投稿を気に入った際に押されるハートマークの反応投稿内容への共感・好意の表れ。感情的なポジティブ反応を測る指標。
リポスト(Repost/旧リツイート)投稿を自分のタイムラインに再共有する行動情報拡散力・影響力を示す。バズや認知拡大の主要KPI。
引用リポスト(QuoteRepost)コメント付きで投稿を再共有する行動投稿内容に対する意見・引用コミュニケーションを可視化。議論性を測る。
リプライ(Reply)投稿に対して返信する行動会話・対話の発生を意味し、フォロワーとの関係性の深さを測る。
画像・動画のクリック投稿内のメディアを拡大・再生する行動ビジュアル訴求の強さ、興味関心の深さを確認できる。
プロフィールのクリック投稿主のプロフィールを閲覧する行動投稿をきっかけにアカウント自体へ関心が移ったサイン。
ハッシュタグのクリック投稿内のタグから関連投稿を検索する行動コンテンツのテーマやトレンド文脈への興味度を示す。
リンクのクリック投稿内URLをクリックして外部サイトへ遷移具体的な行動(CV)に最も近いアクション。Web誘導の主要指標。
投稿の詳細表示投稿をタップして内容を全表示内容を深く読みたいという中間的な関心行動。
フォロー投稿をきっかけにアカウントをフォロー長期的な関係構築の入口。エンゲージメントの最終段階。


そして「エンゲージメント率」とは、これらの反応数をインプレッション数で割った数値であり、投稿がどれだけユーザーの心に響き、行動を促したかを示す重要な指標です。

ここで多くの企業が陥りがちなのが、「フォロワー数」や「インプレッション数」だけを追い求めてしまうという誤解です。もちろん、これらの数字も大切ですが、それだけではアカウントの真の価値は測れません。フォロワーが数万人いても、投稿への反応がないアカウントは機能していないと言えます。数字は大きくても、実際のコミュニケーションが生まれていない状態です。

私たちが考えるエンゲージメント率の本質とは、「アカウントの健康状態を示す体温計」であり、「ユーザーとの関係性の深さを測るバロメーター」です。この数値が高いということは、あなたの発信する情報がフォロワーに歓迎され、価値を感じてもらえている証拠に他なりません。そして、この「高いエンゲージメント」こそが、X(旧Twitter)のアルゴリズムに「このアカウントの投稿は有益である」と判断させ、さらに多くのユーザーへ投稿を拡散させるための鍵となるのです。

アルゴリズムを味方につける投稿の工夫

現在のX(旧Twitter)のタイムラインは、単純な時系列表示ではありません。アルゴリズムが「各ユーザーにとって興味深いであろう投稿」を優先的に表示する仕組みになっています。つまり、エンゲージメント率の高い投稿は、アルゴリズムによって評価され、フォロワーのタイムラインの上位に表示されやすくなるのです。

X(旧Twitter)のアルゴリズムは日々進化しており、その仕組みを正しく理解することが、エンゲージメント向上の大きな武器になります。タイムライン表示の優先順位がどう決まるのか、どのような投稿が拡散されやすいのか、最新のアルゴリズムの特性を理解して実際の運用に活かすための具体的な手法を専門記事で詳しく解説しています。

では、どのくらいのエンゲージメント率を目指せば「高い」と言えるのでしょうか。業界やフォロワー規模によって大きく異なりますが、一般的には1〜2%が一つの目安とされています。しかし、他社の数値を追いかけるよりも、まずは自社アカウントの過去の投稿の平均値を算出し、それを着実に超えていくことを目標にするのが現実的です。

どうすればアルゴリズムを味方につけられるのでしょうか。それは、単に情報を発信するのではなく、ユーザーが「反応したくなる仕掛け」を投稿に盛り込むことが不可欠です。

例えば、以下のような工夫が考えられます。

  • 画像や動画を積極的に活用する:テキストだけの投稿よりも、視覚的な情報がある方がユーザーの目を引き、滞在時間を延ばす効果が期待できます。
  • ユーザーに問いかける:「皆さんのオススメは?」「AとB、どちらが好きですか?」といった簡単な質問を投げかけることで、リプライのハードルを下げ、会話のきっかけを作ることができます。
  • 投稿時間にこだわる:あなたのターゲットとなるユーザーが、最もアクティブな時間帯を狙って投稿するのも基本戦略の一つです。一般的には通勤時間帯やお昼休み、そして夜の19時〜22時頃が活発とされていますが、これは業種によっても違いがあります。自社のアナリティクスを確認し、最適な時間を見つけることが重要です。

ただし、注意してほしいのは、こうしたテクニックはあくまで手段であるということです。流行りのフォーマットをただ真似るだけでは、本質的なエンゲージメントには繋がりません。大切なのは、常にユーザーの視点に立ち、「この投稿は面白いか、役に立つか、共感できるか」を自問自答し続ける姿勢です。

ユーザーとの双方向コミュニケーションを意識した運用

企業アカウントでよく見られるのが、新商品やキャンペーンの告知ばかりを投稿する、一方通行の発信です。これでは、ユーザーとの間に温かい関係を築くことはできません。エンゲージメントの本質は「対話」にあります。

私たちが運用をご支援する際に徹底しているのは、ユーザーとの双方向のコミュニケーションを設計することです。例えば、投稿に寄せられたリプライには、可能な限り丁寧に、そして人間味が感じられる言葉で返信する。自社の商品やサービスについて言及してくれたユーザーの投稿を、感謝の言葉と共に引用リポストで紹介する。こうした地道な活動が、アカウントに「中の人」の温かい体温を与え、ユーザーに親近感を抱かせるのです。

例えば、福岡県内の和食店A様(フォロワー約3,000)では、新メニューのアイデアをアンケート機能で募集しました。通常の投稿と比べてエンゲージメント率は3.2倍に上昇し、実際に「投票したメニューを食べに来た」という来店も複数ありました。これは、ユーザーを単なる情報の受け手ではなく、「一緒にブランドを創る仲間」として巻き込んだことで、強いエンゲージメントが生まれた好例です。

ユーザーを巻き込むキャンペーンは、エンゲージメントを爆発的に高める強力な手段です。どのような企画設計が効果的なのか、景品やハッシュタグの選び方はどうすべきか、実際に高いエンゲージメントと成果を生み出したX(旧Twitter)キャンペーンの成功事例と効果的な運用方法を専門記事で詳しく解説しています。

データを活かす分析と改善のサイクル

エンゲージメント率を高める上で、最も重要なプロセスと言っても過言ではないのが、「分析と改善」です。どのような施策も「やりっぱなし」では、成果に繋がることは決してありません。

私たちが2025年4月に実施した『企業のSNS運用実態と成果に関する徹底調査』〔実査:2025年4月/n=2,134/オンライン〕においても、SNS運用が上手くいっている企業に共通する最大の要因は「データ分析による改善サイクルが実行できている」ことだと判明しています。多くの企業様がSNS運用代行サービスを利用される理由も、この分析と改善を継続的に行うための「専門知識がないため」「リソース不足のため」という点が非常に多いのが実情です。

まずは、無料で使えるX(旧Twitter)のアナリティクス機能を開き、過去の投稿を振り返ってみてください。どの投稿のエンゲージメント率が特に高かったでしょうか。その投稿に共通するテーマ、投稿形式、時間帯などはありますか。逆に、反応が薄かった投稿にはどのような特徴があるでしょうか。

エンゲージメント向上は、X運用全体の戦略の一部です。目的設定から投稿計画、社内体制の構築、そして継続的な分析と改善まで、企業のX(旧Twitter)運用を成功に導くための包括的なガイドと実際の成功事例を専門記事で詳しく解説しています。

私たちが支援したホテルレストランの事例ですが、当初はランチメニューの告知が中心でした。しかし、データを丁寧に分析したところ、ディナー前の時間帯に投稿したワインに関する豆知識のエンゲージメント率が、他の投稿に比べて突出して高いことが判明したのです。このインサイトに基づき、私たちはディナータイムの魅力や特別な体験に焦点を当てたコンテンツ戦略へと舵を切りました。結果として、ユーザーの興味を強く惹きつけることに成功し、LINE公式アカウントへの誘導もスムーズになりました。最終的には、開封率81.1%という非常に高い数値の配信を実現し、実際の予約獲得に大きく貢献できたのです。

このように、データは次に打つべき手を示してくれる指針です。仮説を立て、実行し、データを振り返り、次のアクションを改善する。このPDCAサイクルを粘り強く回し続けることこそが、エンゲージメント率向上への最も確実な道筋となります。

まとめ

X運用でエンゲージメント率を高めることは、数値目標の達成だけが目的ではありません。顧客との信頼関係を築き、ビジネスの成果に繋げるためのプロセスです。

まずは小さな一歩から始めてみてください。

  • 投稿に寄せられたリプライに丁寧に返信する
  • 週に1回、アナリティクスで反応の良かった投稿を確認する
  • ユーザーに問いかける投稿を週1回は入れてみる

こうした積み重ねが、着実にエンゲージメント率の向上に繋がります。

X運用に課題を感じている場合は、専門家のサポートを受けることも選択肢の一つです。クロス・プロップワークスでは、戦略設計から日々の運用までトータルで支援しています。お気軽にご相談ください。

SNS運用代行ならクロス・プロップワークス

クロス・プロップワークスでは、「SNS運用代行・コンサルティングサービス」を提供しております。プライム市場上場のクロス・マーケティンググループの一員だからこそできる、マーケティング業務のプロ集団が、貴社のSNS運用をリードさせて頂きます。

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運用目的に応じて採用方針を決定

SNS運用の目的を明確にした上で、運用方針や投稿内容の方向性を決定します。
・SNS運用の目的に沿ったkpiの設定
・ターゲット、ペルソナの設定

方針に沿った運用代行

運用方針に沿った投稿記事の作成から投稿、ユーザー対応などの日々の運用業務を代行します。

レポートをもとに内容を改善

月次レポートをもとに次回の投稿内容の改善を行います。
・月次オンラインMTGの実施
・アカウント活性化施策

気になることがあれば、どんなことでもお気軽にご相談ください

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