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SNS運用代行の成功事例5選!売上・フォロワー増加・ブランド強化の実例~成果の裏側にある「本当の理由」まで、プロの視点で徹底解説~

SNS運用代行の成功事例5選!売上・フォロワー増加・ブランド強化の実例

企業のSNS活用が当たり前になった今、「SNS運用を外部に委託して、具体的な成果を出したい」と考える担当者の方は多いのではないでしょうか。しかし、ただ投稿を代行するだけでは、期待する成果にはなかなか結びつきません。

では、SNS運用代行サービスを活用し、売上向上やフォロワー増加、ブランド強化といった具体的な成果を上げた5つの成功事例を、その裏側にある戦略まで踏み込んでご紹介します。これからSNS運用代行サービスの利用を検討している方にとって、有益な情報となれば幸いです。

SNS運用代行サービスについてより包括的な情報をお求めの方は、「SNS運用代行サービスのメリットと選び方」をご確認ください。
SNS運用代行サービスのメリットと選び方

目次

SNS運用代行とは?企業が外注するメリット

まず、「SNS運用代行サービス」と聞いて、どのようなサービスを思い浮かべるでしょうか。「代わりに投稿してくれるサービス」というイメージが強いかもしれませんが、専門的なサービスはその範囲をはるかに超えます。戦略立案からコンテンツの企画・制作、日々の投稿管理、ユーザーとのコミュニケーション、そして何より重要な効果測定と改善提案まで、企業のSNSマーケティング活動全体を支えるのが、本来のSNS運用代行サービスの役割です。

実際に、多くの企業がSNS運用を外部に委託する理由は、「社内に専門知識がない」「日々の運用に割くリソースが足りない」という二つの大きな課題に集約されます。最新のトレンドやプラットフォームのアルゴリズムを追い続け、成果に繋がる施策を打ち続けるには、専門的な知見と相応の工数が必要不可欠なのです。

つまり、SNS運用代行サービスを活用する最大のメリットは、単なる時間や手間の削減ではなく、自社に不足している「専門知識」と「実行力」を、経験豊富なプロフェッショナルチームとして導入できる点にあるといえるでしょう。

SNS運用代行の具体的なメリット・デメリットについては、「SNS運用代行のメリット・デメリット」で詳しく解説していますので、併せてご参照ください。

本記事でご紹介する5つの成功事例は、まさにそうした専門性を活かして成果を上げたものばかりです。プラットフォームや業種も様々ですが、いずれの事例にも成功に至る「理由」があります。

SNS運用代行サービスを活用した成功事例5選

No.プラットフォーム業種課題施策ハイライト主要成果
1InstagramB2C製品投稿のエンゲージメントが低いユーザーリサーチを基に投稿内容を刷新保存数200%UP、いいね数150%UP
2Instagramイベントクーポンの利用率と保存数が低いクーポン情報を画像付きで分かりやすく投稿過去最高の投稿保存数を記録
3LINE和食レストラン広告費をかけずに友だちを増やしたい店舗での声かけと魅力的な情報発信を徹底広告なしで月間600人の友だち増
4LINE飲食店ターゲット層へのアプローチが弱いペルソナを深く分析し、配信内容を最適化ターゲット層からの集客力向上
5X(旧Twitter)スーパーマーケット短期間でフォロワーを増やしたい分析力を活かしたキャンペーンを企画・実行5日間でフォロワー2,000人以上増加

成功事例①:リサーチで投稿内容を根本から見直し、エンゲージメントを劇的に向上させたInstagram事例

「プロが作った、きれいで洗練された投稿をすれば、ユーザーの反応も良いはずだ」これは、SNS運用においてクライアントが抱きがちな誤解の一つです。しかし、このエイジングケア商品を扱う企業様の事例は、その常識を覆す結果となりました。

当初、プロのカメラマンが撮影した美しい商品写真を投稿していましたが、思うように「いいね」や保存数が伸び悩んでいました。そこで私たちが実施したのが、ユーザーへの直接的なインサイト調査です。実際のユーザーにアカウントを見てもらい、率直な意見を聞いたところ、「写真がキレイすぎて、自分ごととして感じにくい」「広告のように見えてしまい、身近に感じない」という、非常に重要な声が上がりました。このリサーチ結果に基づき、私たちは投稿戦略を180度転換。

あえてプロ用の機材ではなくスマートフォンで撮影し、ユーザーの投稿のような「日常感」のあるクリエイティブへと変更しました。さらに、ユーザーから寄せられた口コミやレビューを積極的に投稿内容に反映させることで、より共感性の高いコンテンツ作りを徹底しました。

その結果は劇的でした。投稿の保存数は200%アップ、いいね数も150%アップという高い数値を記録したのです。この事例が示すのは、SNSにおける「質」とは、必ずしも技術的な美しさだけを指すのではない、ということです。

ユーザーが本当に求めているのは、自分たちの生活に溶け込むような「共感」や「信頼」であり、それを見つけ出すリサーチカこそが、成果を生むSNS運用代行サービスの専門性なのです。

SNS運用代行で失敗しないためのポイントについて詳しく知りたい方は、「SNS運用代行で失敗しない方法!成功のためのポイントをプロが解説」をご確認ください。

成功事例②:イベントで使えるクーポンを「保存したくなる」コンテンツに変え、価値を高めたInstagram事例

イベント開催時にクーポンを配布する施策は一般的ですが、その「伝え方」一つで効果は大きく変わります。この事例は、見本市を主催する企業様のInstagramアカウントで、まさにその点を証明しました。

課題は、イベントで使える「デジタルクーポンブック」の告知投稿でした。以前は、参加企業名をテキストで羅列するだけのシンプルな投稿だったため、ユーザーの関心を十分に引くことができず、投稿が流されてしまいがちでした。

そこで私たちは、ユーザーの行動を深く洞察し、投稿の形式を大きく変更しました。単なる告知ではなく、クーポンが使える企業のロゴや人気商品を画像付きで紹介する、カタログのような「見て楽しい」「後で見返したくなる」コンテンツとして再設計したのです。

この変更の狙いは、Instagramの「保存」機能を最大限に活用することでした。ユーザーは、後で役立ちそうだ、見返したい、と感じた価値ある情報を保存します。クーポンの対象となる商品やブランドを視覚的に分かりやすく提示することで、「イベント当日にこの投稿を見ながらブースを回ろう」という具体的な利用シーンをユーザーに想起させ、保存する動機を強く喚起したのです。

結果として、この投稿は過去最高の保存数を記録。単なる情報提供だったクーポンが、「ユーザーにとって価値があり、保存してまで持ち歩きたいコンテンツ」へと昇華した瞬間でした。これは、プラットフォームの特性とユーザー心理を深く理解したSNS運用代行サービスだからこそ実現できた、戦略的な成功事例といえます。

成功事例③:広告費ゼロでLINE友だちを急増させた和食レストランの地道な信頼構築

「SNSで成果を出すには、多額の広告費が必要だ」というのも、よくある勘違いの一つです。しかし、福岡市にある和食レストラン「みよし」様の事例は、広告に頼らずとも、地道な信頼構築で大きな成果を出せることを示しています。

ご依頼当初の課題は、お店の情報をより多くのお客様に届け、再来店を促進することでした。そこで私たちが提案したのは、広告配信ではなく、LINE公式アカウントを顧客とのコミュニケーションハブとして徹底的に活用するという戦略でした。

具体的には、店舗での丁寧な声かけによる友だち登録の促進と、配信コンテンツの質にこだわりました。単なるメニュー紹介だけでなく、大将のこだわりや食材の裏話といった「ここでしか読めない情報」を定期的に配信。さらに、お客様が参加して楽しめる抽選企画などを不定期で実施し、コミュニケーションの活性化を図りました。

その結果、広告費を一切かけることなく、わずか1ヶ月で600人、1年間で累計8,000人以上の友だち追加を達成。ある抽選キャンペーンでは、1週間で200名を超える来店に繋がるなど、驚異的な成果を記録しました。

お客様からは「次の配信を楽しみにしているよ」という声が直接届くようになり、LINEが単なる販促ツールではなく、お店とお客様を繋ぐ温かいコミュニケーションの場として機能していることが証明されました。短期的な「バズ」を狙うのではなく、じわじわとお客様との信頼関係を築き、長期的なファンを育てること。これこそが、特に地域密着型のビジネスにおいて、SNS運用がもたらす最大の価値なのです。

企業のSNSマーケティング戦略の立て方について詳しく知りたい方は、「企業のSNSマーケティング戦略の立て方!成功のポイントを解説」をご確認ください。

成功事例④:飲食店がLINE公式アカウントで集客力を向上させたペルソナ分析

同じ飲食店でも、ターゲット顧客が違えば、響くメッセージも全く異なります。KITTE博多の飲食店「ぬる燗ぞっこん離れ」様の事例は、ターゲットの心を深く理解することが、いかに集客力向上に繋がるかを示す好例です。

この店舗の課題は、もともと友人・知人など顔見知りの範囲でしか宣伝ができておらず、新規顧客へのアプローチが弱いことでした。そこで私たちは、配信コンテンツを考える前に、まず「私たちは、一体誰に向けてメッセージを届けるのか?」という原点に立ち返り、ターゲットを「日本酒好き」のお客様に明確に設定しました。

このターゲット設定に基づき、すべてのLINE配信コンテンツを「日本酒好きの心に響くか?」という視点で見直しました。例えば、クイズに正解すると日本酒が一杯もらえるクーポンや、人気の日本酒の入荷情報をタイムリーに配信するといった施策を実施しました。

特に、人気の日本酒の入荷を知らせる配信では、クリック率が32.8%という驚異的な数値を記録しました。一般的にクリック率が10%を超えれば良いとされる中で、この数字はターゲットユーザーの心理に深く刺さったことを明確に示しています。また、あるクーポン配信では、約120名の来店に繋がるなど、具体的な成果を上げています。

この事例から学べるのは、不特定多数に情報をばらまくのではなく、「この情報が喉から手が出るほど欲しいと思っている人に、的確なタイミングで届けることの重要性です。表面的なテクニックではなく、顧客理解というマーケティングの本質を追求することこそが、成果の出るSNS運用代行サービスの神髄なのです。

SNS運用の目的設定やKPIの考え方について詳しく知りたい方は、「SNS運用の目的設定方法!成功するためのKPIの考え方」をご確認ください。

成功事例⑤:リサーチ会社の「分析力」を武器に、5日間でXフォロワーを2,000人以上増やしたスーパーマーケット

最後に紹介するのは、私たちの強みである「分析力」と「質の高いサポート体制」が大きな成果に繋がった事例です。このスーパーマーケットのお客様は、以前利用していた外注先の運用に満足できず、リプレイス先を探している、という状況からのスタートでした。

私たちが担当させていただき、まず行ったのは現状のアカウントの定量的定性的な分析です。その分析結果を基に、X(旧Twitter)でのフォロー&リツイートキャンペーンを企画・実行しました。その結果、わずか5日間で2,000人以上のフォロワー増加を達成。短期間で目に見える成果をお示しすることができました。

しかし、この事例で最も強調したいのは、お客様からいただいた評価の声です。「レポートのクオリティーが高いこと、専任担当の方の対応が優れていること、そしてキャンペーンの実施も安心して任せられることが、お願いして良かった点です。レポートはPDCAを回すのに役立っていますし、担当の方はレスポンスが早く的確。費用対効果を非常に高く実感できています。」

このお言葉は、企業がSNS運用代行サービスを選ぶ際に何を重視すべきかを明確に示しています。弊社の調査でも、外注先選定で最も重視されるのは「コミュニケーションがとりやすい担当者」であり、運用が成功している要因として「データ分析による改善サイクル」が挙げられています。このお客様の声は、まさにその調査結果を裏付けるものでした。

一時的な成果だけでなく、データに基づいた透明性の高い報告と、信頼できる担当者との密な連携。この両輪があって初めて、SNS運用は継続的な成功へと繋がっていくのです。

SNSマーケティングの効果測定方法について詳しく知りたい方は、「SNSマーケティングの効果測定方法とデータ活用のポイント」をご確認ください。

まとめ:成果を出すSNS運用代行、その成功の共通点とは

今回ご紹介した5つの成功事例は、SNS運用代行サービスが単なる作業代行ではなく、企業のビジネス成長に貢献する戦略的パートナーであることを示しています。

Instagramでのエンゲージメント向上、LINEでのコミュニティ形成、X(旧Twitter)でのフォロワー獲得。プラットフォームや業種は異なれど、その成功の根底には常に、①深い顧客理解に基づく戦略、②データに基づいた仮説検証、③長期的な信頼関係の構築という共通項がありました。

SNS運用は、一朝一夕で結果が出るものではありません。しかし、正しい戦略と着実な実行、そして改善を繰り返すことで、売上向上やブランド強化といった、目に見える成果へと繋げることが可能です。もし、あなたの会社がSNS運用で伸び悩んでいるのであれば、それはやり方が間違っているだけかもしれません。

適切なSNS運用代行サービスをパートナーとして選ぶことで、その可能性を最大限に引き出すことができます。この記事が、その一歩を踏み出すきっかけとなれば幸いです。

SNS運用代行会社の選び方について詳しく知りたい方は、「SNS運用代行の失敗しない選び方!依頼時のポイントを解説」をご確認ください。

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