AIを活用したSNSコンテンツ制作!成功するクリエイティブの作り方~効率化だけでは終わらない、AIとの協働で実現する「成果につながる」コンテンツ戦略~

AIを活用したSNSコンテンツ制作!成功するクリエイティブの作り方

ChatGPTをはじめとする生成AIの登場以降、SNSコンテンツ制作の現場は大きく変わりました。投稿文の作成、画像の生成、動画編集のサポートなど、AIができることは飛躍的に広がり、実際に多くの企業がコンテンツ制作の効率化を実感しています。

しかし、ここで立ち止まって考えていただきたいことがあります。AIで効率化できることと、AIで成果が出ることは、必ずしもイコールではありません。

私たちクロス・プロップワークスが支援しているクライアントの中にも、AIを導入したものの期待した成果が出なかったという事例があります。一方で、AIを上手く活用して成果を伸ばしている企業もあります。この差はどこから生まれるのでしょうか。

この記事では、SNSコンテンツ制作におけるAI活用の基本から、成果につなげるための実践的なアプローチ、そしてAIの限界と人間が担うべき役割まで、現場の経験をもとにお伝えしていきます。

本記事では「AIを活用したコンテンツ制作」に焦点を当てていますが、AI技術の背景にあるSNSの最新トレンドやアルゴリズムの仕組みについて、まずは全体像を把握したいという方は、包括的に解説した専門記事もあわせてご確認ください。

目次

AIを活用したSNSコンテンツ制作の基本とメリット

AIがサポートできるコンテンツ制作の領域

現在、AIがSNSコンテンツ制作をサポートできる領域は、大きく分けて3つあります。

AIによるSNSテキスト作成支援

1つ目は、テキストコンテンツの生成です。投稿文案の作成、キャプションのライティング、ハッシュタグの候補抽出など、文章に関わる作業をAIがサポートできます。「今日は何を投稿しよう」とゼロから考える必要がなくなり、AIが出した複数の案から選んで調整する、というフローに変えられます。

AIによるSNS画像・動画制作支援

2つ目は、画像・動画コンテンツの制作支援です。画像生成AIを使えば、イメージに合ったビジュアルを短時間で作成できます。また、動画編集においても、テロップの自動生成や、シーンの自動カットなど、AIが作業を効率化してくれる機能が増えています。

特に動画制作の分野では、AIツールの活用が進んでいます。AIを活用して効率的にショート動画やリールを作成し、マーケティング成果を最大化するための戦略についてまとめた記事もぜひ参考にしてください。

AIによるSNSコンテンツ企画支援

3つ目は、コンテンツ企画のアイデア出しです。「こういうテーマで投稿を考えたい」とAIに伝えれば、複数の切り口や構成案を提案してもらえます。企画会議の前にAIでアイデアを広げておき、その中から良いものを選んでブラッシュアップする、という使い方が効果的です。

AI活用がもたらす3つのメリット

AIをコンテンツ制作に活用することで得られるメリットは、主に3つあります。

SNS×AIのメリット|制作時間短縮

1つ目は、制作時間の大幅な短縮です。私たちが支援しているあるクライアントでは、投稿文案の作成にAIを導入したところ、1投稿あたりの制作時間が約50%短縮されました。特に、ゼロからアイデアを考える時間が大きく削減されます。

SNS×AIのメリット|クオリティ安定

2つ目は、クオリティの安定化です。人間が作業すると、その日の体調やモチベーションによってアウトプットの質にばらつきが出ることがあります。AIを活用することで、一定水準以上のクオリティを安定して維持しやすくなります。

SNS×AIのメリット|改善点の発見

3つ目は、データに基づく改善点の発見です。AIツールの中には、過去の投稿データを分析し、「どのような内容がエンゲージメントを獲得しやすいか」を提案してくれるものもあります。人間の感覚だけでは気づきにくいパターンを、AIが見つけてくれることがあります。

成功するAIクリエイティブの作り方

AIを「たたき台」として活用する

AIを活用したコンテンツ制作で成果を出している企業に共通するのは、AIの出力をそのまま使うのではなく、「たたき台として活用しているという点です。

具体的なフローとしては、まずAIに複数の案を出させます。その中から最も方向性が近いものを選び、自社のブランドトーンやターゲットに合わせて調整を加えます。最終的には、人間の目でチェックし、必要に応じて修正を行います。

このフローのポイントは、AIに「完成品」を求めないことです。AIは、ゼロから考える負担を軽減してくれる存在であり、最終的なクオリティを担保するのは人間の役割です。この役割分担を明確にしておくことで、AIの強みを活かしながら、ブランドとしての一貫性も維持できます。

AIへの指示出しをスムーズにするためにも、投稿の「型」を決めておくことが有効です。運用を楽にする投稿フォーマットやテンプレートの活用術について詳しく解説した記事もあわせてご確認ください。

目的に合ったAIツールの選び方

AIツールは数多く存在しますが、目的によって最適なツールは異なります。

テキスト生成であれば、ChatGPTやClaude、Geminiなどの大規模言語モデルが代表的です。日本語の自然さや、指示への理解度はツールによって異なるため、いくつか試して自社に合ったものを選ぶことをおすすめします。

画像生成であれば、Midjourney、DALL-E、Stable Diffusionなどが代表的です。ただし、商用利用の可否や、生成される画像のテイストはツールによって大きく異なります。また、生成AIで作った画像は、他社と似通ってしまうリスクがあることも理解しておく必要があります。

動画制作の支援であれば、自動テロップ生成、BGM提案、シーン分割などの機能を持つツールが増えています。Instagram向けのEditsなど、SNSプラットフォーム公式のツールも登場しており、今後さらに選択肢は広がっていくでしょう。

AIツールでコンテンツ制作を効率化したら、次は「投稿作業」の自動化も検討しましょう。SNS運用の効率を劇的に向上させるおすすめの自動投稿ツール5選と、その選び方について詳しく解説した記事もあわせてご確認ください。

効果的なプロンプト(指示)の出し方

AIから良いアウトプットを得るためには、プロンプト(AIへの指示)の出し方が重要です。

よくある失敗は、「Instagramの投稿文を考えて」のような漠然とした指示を出してしまうことです。これでは、AIも何を基準に考えればいいかわからず、的外れな出力が返ってくることが多くなります。

効果的なプロンプトには、以下の要素を含めることをおすすめします。ターゲット(誰に向けた投稿か)、目的(何を伝えたいか、どんな行動を促したいか)、トーン(カジュアル、フォーマル、親しみやすいなど)、文字数や形式の制約、参考にしてほしい過去の投稿や競合の事例などです。

これらを明確に伝えることで、AIの出力精度は大幅に向上します。最初は試行錯誤が必要ですが、自社に合ったプロンプトのテンプレートができれば、以降の作業効率は格段に上がります。

AIで効率化できる部分と、どうしても人が必要な部分があります。AI活用を前提とした上で、さらにリソースを最適化するために「自社運用」と「運用代行」のどちらを選ぶべきか、徹底比較した記事もご用意しています。

AIの限界と注意すべきポイント

AIだけに頼ることのリスク

AIは非常に便利なツールですが、AIだけに頼りきりになることには、明確なリスクがあります。

私たちが支援しているクライアントの中にも、AIの出力をほぼそのまま投稿していた結果、エンゲージメントが低下してしまった事例があります。原因を分析したところ、投稿が「無機質」になり、アカウント特有の温かみや人間味が失われていたことがわかりました。

また、AIが生成するコンテンツは、学習データに基づいているため、「どこかで見たことがある」ような内容になりがちです。特に画像生成AIを使う場合、同じツールを使っている他社と似通ったビジュアルになってしまうリスクがあります。差別化が図れなくなるという点は、ブランディングの観点から大きな問題です。

人間の判断力が必要な場面

AIには得意な領域と苦手な領域があります。苦手な領域を理解し、そこは人間が担うという役割分担が重要です。

AIが苦手な領域としては、まずブランドトーンの最終判断があります。「この表現は自社らしいか」「この画像はブランドイメージに合っているか」という判断は、AIには難しい領域です。

次に、センシティブな話題への対応があります。社会的な出来事や、炎上リスクのあるテーマに関しては、AIの出力をそのまま使うのは危険です。必ず人間の目でチェックし、問題がないかを確認する必要があります。

また、リアルタイムのトレンドへの対応も、AIだけでは難しい領域です。今まさに話題になっている出来事に対して、適切なタイミングで適切な内容を発信するには、人間の判断が不可欠です。

著作権・権利関係への配慮

AIを活用したコンテンツ制作において、忘れてはならないのが著作権や権利関係の問題です。

生成AIが作成したコンテンツの著作権については、法的な整理がまだ完全には進んでいません。特に画像生成AIについては、学習データに含まれる既存の著作物との類似性が問題になるケースがあります。

商用利用を前提とする場合は、ツールの利用規約をしっかり確認し、権利関係に問題がないかを把握しておくことが重要です。不安がある場合は、AIの出力をそのまま使うのではなく、参考程度にとどめ、人間が一から作り直すという判断も必要になります。

まとめ:AIは「相棒」であり「代替」ではない

AIを活用した SNSコンテンツ制作は、今後さらに進化していくことは間違いありません。ただし、改めて強調しておきたいのは、AIは人間の「代替」ではなく「相棒」であるということです。AIに定型的な作業を任せることで、人間はより創造的で戦略的な仕事に集中できるようになります。この協働関係を築くことが、AI時代のコンテンツ制作における成功の鍵です。

効率化の先にある「成果」をどう評価すべきか。フォロワー数などの表面的な数字だけでなく、最終的な売上への貢献度(ROI)を正しく計測し、運用の価値を最大化するための方法について解説した記事もぜひ参考にしてください。

私たちクロス・プロップワークスは、「認知拡大で終わらせない、『売るための運用』」を一貫して提唱してきました。AIの活用も、この「売るための運用」を実現するための手段の一つです。効率化によって生まれた時間を、データ分析と改善サイクルの構築に充ててください。

「AIをどう活用すればいいかわからない」とお感じでしたら、私たちのような専門家に相談することも一つの選択肢です。自社の状況に最適なAI活用戦略の立案から、運用体制の構築まで、お手伝いできることがあるかもしれません。

SNSコンテンツ制作を「自動化」の先にある「成果」へ。

AIは非常に便利な「相棒」ですが、ブランド独自の温かみや戦略的な判断は人間にしかできません。私たちは最新のAI技術とプロの感性を掛け合わせ、効率化の先にある「売れるクリエイティブ」の構築を徹底サポートいたします。

✓東証プライム上場グループの知見を活かした戦略設計
✓AIとプロの感性を融合させ、無機質にならない「ブランドの魅力」が伝わる投稿を制作
✓AI動画やマンガなど最先端技術を活用し、他社と差別化できるコンテンツ体制を構築


私たちは「認知拡大で終わらせない、売るための運用」を掲げ、戦略設計から販売・リピート促進までを一貫してサポートします 。貴社のビジネスを加速させる最適なパートナーとして、まずは現状の課題をお聞かせください。

監修

川﨑 恒平(Kohei Kawasaki)
株式会社クロス・プロップワークス 代表取締役

複数のベンチャー企業でWebメディアの立上げや営業、システム開発などを経験したのち、2004年に株式会社クロス・マーケティング入社。経営企画室長、情報システム部長を歴任し、組織のデジタル化を牽引。
その後、GDX株式会社の取締役COOとして、数多くのEC事業立ち上げやグローバル展開を支援した実績を持つ。

2021年よりクロス・マーケティンググループに復帰。現在はグループ執行役員および株式会社クロス・プロップワークス代表を務める。SNSマーケティング、EC運用、データ活用を軸としたデジタル戦略の専門家として、最新トレンドと実務に基づいた知見を提供している。

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